毎年の最大の花粉飛散量です!ってホント?

from,まがた

 

ここ数日、私は突っ込まずにはいられない事があります。

ずっとずっとモヤモヤしています。

 

「今年は過去10年で最大の花粉飛散量です!対策を!」

 

これです。

その他、「今年は去年の〇倍の飛散量です。」も同じです。

この言葉、毎年言われているような気がするのは私だけでしょうか。

 

本当にそんなに倍・倍・倍で増え続けているのでしょうか。

そうなると10年後の日本はどうなってしまうんだ?と考えながらモンモンと

花粉症の薬を飲み、点鼻薬と目薬をさしまくっている今日この頃。

 

頭はボーっとするし、常に眠たい。これでは生産性下がりっぱなしです。

 

理由が分かれば納得するのではないか?

そもそも本当に倍・倍・倍となっているの?

本当に過去10年で最大なの?

 

真実を確かめるべく調べてみました。

 

なっていなかった!

 

毎年毎年、花粉が「去年の〇倍です!」と言われている気がしていたのですが、私の勘違いのようでした。

環境省のHPに過去の花粉飛散量のデータが残されており、

その中からピックアップし、3月中頃で一番花粉が飛んでいる日をグラフにしてみました。

それによると、弊社のある愛知県名古屋市での過去の花粉飛散量はこんな感じのようです。

 

毎年、倍!倍!今年の花粉はヤバい!と言われ続けている気がしていましたが、

大きな勘違いでした。ごめんなさい。

ですが、こちらのデータは3月9日のもの。

まだまだ花粉飛散のピークはこれからなので、

今年言われている「今年は過去10年間で最大の花粉飛散量!」というのは確実なようです。

 

花粉症が無くなる日がくるらしい

 

実は各市町村の取り組みとして増えすぎたスギやヒノキを伐採し、

花粉の出ない品種改良された木や、そもそも花粉が出ないモミジに植え替える活動がされているんだそう。

その活動が成果を上げれば、物理的に日本に花粉症は無くなるということです。

そんな夢のような日がくるなんて待ち遠しい!

…と、思われましたね?

実はこちらの活動ですが、国産木材の需要が減っている事、林業の衰退など様々な原因で

活動は地道に行われているものの、スギやヒノキが完全に無くなるのは数百年後…といわれています。

国産のスギやヒノキを消費すべく、このような取り組みをされている市町村の公共施設は

国産の木材をふんだんに使用して建てられたりするんだそうですよ。

 

長いお付き合いになりそう

 

花粉症のお陰で毎日頭がボーっとしたり、眠気と闘っている私ですが

少なくとも寿命を全うするまでは花粉症のお薬とお付き合いをすることになりそうです。

 

点鼻薬、目薬、飲み薬…

様々な製薬を移送するのにオススメするのがエイチツーのSBシリーズ。

小型なのに意外とパワフル!

電解研磨のステンレスを使用し、分解洗浄も可能なのでサニタリー性に優れています。

実際の分解の様子がこちらです。