エンジニアの恐怖体験

FROM,舛田

 

例年通りの空梅雨が続き、「もう夏じゃん。」と

少々ふてくされている今日この頃です。

日が出ていない時間帯はまだ涼しい為、コツコツと在庫製作作業などを行っているのですが

先日一人で倉庫で作業をしていた時の出来事です。

作業も順調に進み、ちょっと一息と、手を止めて数秒後

恐怖が私を包み込みました。

 

恐怖!組付け場の怨霊

 

部下の中島は怖がりの私を面白がってよくこんな話をします。

「この前、一人で組付けしてた時なんすけど、あの棚から誰かの視線を感じて振り向いたら・・・」

「昨日事務所で急に、扉がバーン!って閉まったと思ったら、女の人のフフフって笑い声が聞こえたんですよ。」

冗談だと分かっていても、1人で残る時思い出すと怖いから止めてよぉ!と

おじさん同士イチャイチャしているのですが、

たまに真面目な顔をして「さっきいましたね。」なんて言うもんですから

どこまでが冗談かわからない恐怖に内心怯えていました。

その日は私一人が残って組付け作業に勤しんでいたのですが、

それは不意に訪れたのです。

パシンッッ!!!!!

 

突然のラップ音

 

辺りは暗くなっていて、もちろん周りには私以外誰もいません。

目の前には作業台に並んだ工具と、組付けられた部品達ち。

私の目の前の何もない空間から確かに「パシンッ!!」と聞こえたのです。

不意に鳴り響いた破裂音は、それにしても大きな音で

椅子に腰かけていながらも腰を抜かす程でした。

中島はふざけてなどいなかったのだ、とうとう私の身にも降りかかったのだと、

恐怖に慄き、周りをもう一度ゆっくりと見渡し、異常がない事を確認後

逃げるように帰路につきました。

 

恐怖の正体

 

翌日、明るい内にあの音の正体を探るべく組付け場を調べる事にしました。

何かが倒れたり、壊れていたりする様子もなく、一見異常が無いように見えたのですが

よく見るとその正体が机の上に転がっていました。

下記がその正体でした。

材質PPのメスねじに対して、樹脂のオスねじをねじ込み過ぎた事が原因で

伸縮性のないPPがぱっくり割れてしまったようです。

それを承知で気を付けてトルクを感じながら組付けていたつもりでしたが、痛恨のミスです。

いつか先輩に教わった、ねじ込みすぎは割れるからダメだ!は、本当に割れるのだと

身に染みたので共有できればと思い、エンジニアとして恥を忍んでメルマガにしたためました。

エイチツーはポンプメーカーでありながら、プラント工事や装置の設計、組付けも

自社で行う為、打ち合わせで技術的な仕様まで煮詰める事が出来ます。

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