導電率計と電気伝導率計の違いは?

FROM,中島

 

先日、とある装置のお打ち合わせで

流入する流体の水質管理をしたいというご要望を受け、電気伝導率計を装置に組み込んだんです。

設計に伝えた際に、「導電率計の指定のメーカーありますか?」と尋ねられ

あれ?電気伝導計と導電率って何が違うんだ?と一瞬フリーズしてしまいました。

電気伝導率計と導電率計の違い、、、ご存じですか??

 

電気伝導率計は何を測定する?

 

まず、電気伝導率計はどんな原理で何を測定しているのでしょうか?

日本分析機器工業会によると電気伝導率計の概要はこのように記されています。

電気伝導率計は河川水などの環境水、飲料水および産業で使用される水溶液など、

様々な分野で測定が行われています。

この電気伝導率は溶液の電気の伝わり易さを示すものであり、センサを溶液に浸すだけで簡便に水質測定が可能であり

様々な用途に利用されています。

—以下省略—

 

こんな感じのイメージですね。

 

原理は簡単にいうと対象になる液に浸した電極と電極の間に電気をピリピリっと流して

その間の電気の通りやすさを数値化することで、様々な水質の管理として使える。

といった感じです。

 

電気伝導率計と導電率計

 

電気伝導率計は計測器メーカーさんのたゆまぬ努力によって測り方や形状も様々なので、

色んな現場で使えるようになっています。

さて、電気伝導率計について簡単におさらいできましたが、導電率計と何が違うんでしょうか。

実は、、、電気伝導率と導電率は、、、

同じものを指します。

この他に、電気伝導度とも呼ぶことがあるみたいですが、

SI単位系の導入をきっかけに電気伝導率の単位表記がS/cm→S/mに一般化されたタイミングで

正式名称も「電気伝導率」に統一されました。

ただ、そう決まってもなじみのあった元の単位や導電率という言い方は今もなお使われている。

そんな背景があったようです。

ちょっと根拠まではわかりませんでしたが、とある情報共有サイトによれば

理学系は「電気伝導率」、工学系は「導電率」と呼ばれる傾向があるようですが、どっちで呼ばれてますか?

 

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