ポンプ業界、特に腐食性のある薬品を送るにあたって、材質の選定は非常に大切です。
もし耐蝕性の悪い材質を選定してしまうと、人体に有害な毒劇物が漏れたり場合によっては噴き出し事故となる可能性があります。
その為、必ず薬液移送用のポンプ選定はメーカーに一任することをお勧めします。
しかし、そんなポンプメーカーを悩ます流体が
混合液
です。
例えば、産業廃棄物処理場の排水移送で、
苛性ソーダ・硫酸・有機溶剤・油など、ありとあらゆる腐食性の流体が混じり、さらにその比率も不明という場合、ポンプの材質は何を選定すればいいのでしょうか?
また、高濃度硫酸や酢酸エチル、硝酸など、PVCやSUSでは対応できない薬品に対して、何を選定すれば良いのでしょうか?
そんな時、ケミカル用ポンプ材質の最強とも言える素材が
PTFE(テフロン®)です。
テフロンという呼び名は米国デュポン社の登録商標なので、正式にはPTFEになります。
ほとんどあらゆる薬品に対して耐蝕性を有しているので、PTFEでダメだった薬液は未だであったことはありません。
但し、温度やスラリー・粘性などで材質というよりポンプ構造自体でPTFEでも対応できない場合はあります。
そんなPTFEにも弱点があります。
それは・・・
価格が高い
ということです。
一般的には通常の樹脂(PVCやPP)に比べて2倍以上してしまいます。
まず流通量が少ないという点と、PVCやPPに比べて加工性が悪いことが挙げられます(加工費が高つきます)
そんなニッチな領域に強いのが、エイチツーです。
エイチツーのPTFE製(相当含む)をまとめた「PTFE製ポンプ ラインナップ」をまとめましたので是非ご覧ください。
コチラから↓
他社製のPTFEポンプで「高い!」と感じたら是非一度相当品のご依頼をお気軽にしてください!