オシャレな流体移送原理

FROM:長谷

 

「ファッションはすたれるが、スタイルは永遠だ」
―イヴ・サンローラン

先日誕生日を迎え、スタイルを持つオシャレな中年になるべく(そう、佐藤浩市のように!)、まずは体重減らさないとな、とラーメンを食べる毎日ですが、オシャレとは外見の事だけではなく、内面が大切だと気付かされたある現場での話をシェアできればと思います。

 

北海道の製油工場にて

 

北海道の某大手製油工場さんにて、油分分離装置の改造案件でお伺いした時の事です。

弊社の役割は分離槽の表面に漂う油を回収し、移送することでした。

 

何度目かの試運転を繰り返すために、

分離槽に水を溜めては流し、また溜めては流し、という作業が続きました。

 

そんな中、妙齢のオジサマがひょこっと現れ、

「ポンプは一瞬動かすだけでええぞ」とサラッと言い放ったのです。

 

高所にある分離槽に溜めた水を低所の排水溝へ捨てる工程において、

ポンプを一瞬起動すれば、サイホン現象で勝手に水は空になるまで流れていく、という指摘です。

非常に基本的な「サイホン現象」という流体移送原理を使った、シンプルでエコな排出方法ですが、普通サイホン現象は「なるべく起きないように配管する」ような、避けられる現象です。

 

このように「ポジティブに使ってみる」発想を、現場でサラッと言ってしまえるオジサマはとってもオシャレに見えました。

 

ぜひ皆様の現場でもオシャレな流体移送を

 

皆様の現場でも「槽の中から、水中ポンプで低所へ排出する作業」があり、

ずっと水中ポンプを動かしているのであれば、

「ポンプは一瞬動かすだけでいいぞ~」と、エコな改善事例として「なんてオシャレな人なんだ」と一目置かれる存在になれること間違いなしです。

 

そして本日の会社PRですが、

タッチパネルを操作しやすいように「斜めに設置」するなど、随所にオシャレさを満載した装置製作事例です。

納入事例|飲料の定量移送