FROM,滝川
以前私の上司が、マーライオンの流量が気になり調査結果を記事にしましたが
私にはそれと同じくらい気になる流量があります。
そう、ブリュッセルの噴水に設置された小便小僧です。
400年で2億5000万L(リットル)を吐出し続けたといわれる彼は
毎分何Lくらいの流量なんでしょうか。
小便小僧
この名前を聞いてパッと姿が思い浮かばない人はいない程の有名な彫刻ですね。
ベルギーのブリュッセルにある噴水のモニュメントとして多くの人を和ませる小僧です。
1619年に製作されてから一定の流量を保ちながら放尿?(放水?)し続けている彼ですが、
時にはビール会社のイベントでビールを吐出させられたり、過去に二度の盗難に遭うなど、
波乱万丈の人生を歩んでいます。
そんな彼の流量を計算するにあたって、その計算の元となるのは
冒頭にもあった400年で2億5000万Lという総流量。
実はこれ、ある事件から割り出された数字なんです。
誰もが見落としていた「まさか」
それは2018年、噴水の水鉢からの漏水を調査していた市のエンジニアが
とんでもないことに気が付いた事がキッカケとなりました。
なんと、小便小僧の水は400年間、循環ではなく放水→下水へと垂れ流し続けていたのです。
「小便小僧が出す水は閉鎖的な循環システムで、彼が何も消費していないと思われてきた。
400年にわたって誰も注意を払ってこなかったんだ。」
後のインタビューで彼はそう語りました。
その時に割り出された無駄にし続けた飲料水の量が今回の計算の元となる2億5000万L。
ちょっと脱線しましたが、この数字から流量を割り込むことが出来ました。
2億5000万L/400年→約62万5000L/年→約5万2000L/月→約1700L/1d→約70L/1h・・・出ました!
小便小僧の推定流量は約1.2Ⅼ/minです!!
大雑把な計算なので誤差を鑑みて1.2L/min±1Ⅼくらいですかね。
いつか実物を見て再計算したいところです。
やっぱりちょっと羨ましい
以前もマーライオンに使われているポンプに羨ましさを露わにしましたが、
今は無事に循環運転となった小便小僧のポンプならどうでしょうか!
とはいっても、弊社はニッチな耐熱水中ポンプのメーカーです。
小流量の清水は残念ながらラインナップ外になるので、
80℃くらいの熱々の熱湯で600L/minを放出する
ダイナミック且つデンジャラスな小便小僧を設計される場合は是非
エイチツーまでご相談頂ければと思います。
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