FROM,中島
pHはピーエイチやペーハー等、様々な呼ばれ方をしますが
そもそもどうして「p」は小文字なのでしょうか?
普段から特に気にすることもなくpHの表記で使用していましたが、
調べてみると「なるほど!」な理由がありました。
pHってなに?
pHのpが小文字である事を知る前に少しだけpHとは何か確認しましょう。
小学生か中学生時代に「リトマス紙」を使って酸性・中性・アルカリ性を調べる実験をした覚えがあると思います。
あの実験では液性を確認しているのですが、あれはその液の中の
水素イオンと水酸化物イオンのどちらが多いか、その比率を確認しています。
pHとはさまにその水素イオンの濃度を表す指標として使用されます。
このpHは飲み物でも計測することが可能ですね。
それでは本題です
pHのpがなぜ小文字表記なのか・・・という事ですが
このpHを定義付けたのがデンマーク人の科学者セーレンセン氏であったことが
1つの理由となります。
pHは英語ではPotential Hydrogenの略なのですが
デンマークで使用されるデンマーク語やドイツ語では
Potentialの部分はpotens や pondusと表記されたこと、そして最も重要なのが
pを大文字にしようとすると、この時すでに元素記号「P」が存在していて紛らわしかった事があげられます。
PHという表記では、Pはリン、Hはハイドロゲン(水素)ということになり
全く別のものを指すと誤解を招くかもしれません。
COは一酸化炭素でCoがコバルトみたいな感じですね。
pだけが小文字なのにもちゃんと訳がありました。
いかがでしたか?
pHのpが小文字な理由がわかって少しスッキリしたと思いますがいかがでしょう?
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