私の報酬はジャンケンで決めてください

FROM,中島

 

振り返れば1年以上前、12期を迎えようとしていた我々はその日、

来たる12期の最重要目標(KPI)を設定している真っ最中でした。

その内容と達成報酬は上司と相談して決定するのですが

私の部下がとんでもない事を言い出したんです。

「私の報酬はジャンケンで決めてください。」

 

報酬は自由設定

 

我々は毎年この時期が来ると、1年を通じて達成を試みるKPIを設定します。

普段の業務と直結しないけど、会社や個人の成長の為に行うものです。

例えば富山支店でアドブルーの配送を行う社員は、配送中の無事故無違反をKPIとしていたりしました。

この時の達成報酬は覚えていませんが、達成度に応じた報酬が会社から支給されます。

(ちなみにこのKPIはガードレールに車を擦った事で開始3日目で失敗となりました笑)

このように達成難易度と業務や全体への貢献度に応じた報酬を原則自由に設定可能です。

そんな折、KPIの設定内容は至って真面目ながらも、

報酬は自分の好きな形で決定できるという点を逆手にとって、達成報酬の設定を楽しむ輩が現れました。

それが今回私が記事にした私の部下である山田という人物でした。

話し合いによりKPIと報酬は決まった所で冒頭にあった提案が飛んできました。

 

報酬はジャンケンで

 

1年間頑張って達成した暁に、更にジャンケンで報酬の有無を決めるという

なんともクレイジー気味な提案に一瞬戸惑いましたが

「せっかくやるなら楽しみがなくちゃ」と自身の報酬をも意に介さない非常にアグレッシブな姿勢に

よし、じゃあそうしよう!と私も二つ返事で決定しました。

条件はシンプルで、ジャンケンに勝てば達成報酬は2倍、ただし負けたらなし

という手に汗握る一戦を期待させます。

まず前提条件であるKPIを無事に達成した彼女は、社長室に向かいます。

そこで待ち構えるは報酬を持った社長と、新幹線で現場へ移動中の為写真での参加となった専務。

リアルタイムではないので事前に撮影した専務のジャンケン写真に勝てるかの勝負となります。

グーで構える山田・・・対する長谷は・・・

ジャン、ケン、ポン!!!

あ~!!!チョキだ!!

ということで、山田、無事に報酬をもぎ取る事に成功です!!

KPIを達成する為に山田がしてきた努力を知っている社長も報酬に喜ぶ山田を見て満面の笑みです。

写真左:何故か達成報酬をかけるというリスクを自分から取って、勝って喜ぶ山田

写真右:頑張ったし達成したんだから報酬をちゃんと受け取ってほしい心配が解消された社長

無事にKPI達成報酬をゲットし、来年も絶対にジャンケンに勝つ!と意気揚々にデスクに戻っていきました。

 

せっかくやるなら楽しんで

 

今回はたまたまKPI報酬を中心とする出来事でしたが、山田がわざわざリスクを取って(自分を楽ませる事ができる方)

せっかくやるなら楽しもうとした姿勢に、自分もうかうかしてられんと気を引き締めるきっかけになる一件となりました。

せっかくなら楽しもう!という考えは実はもとから弊社の流体エンジとしてのスタイルの派生でもあって、

他社に断られた難しい案件だからこそ、コミュニケーションを取りながら「ああでもない、こうでもない」と

一緒に成功に向かえれば、同じ方向を向ければ難しい案件もきっと楽めるよね。という気持ちでいます。

我々と一緒に流体制御の課題に取り組みませんか?本日はそんな事例を紹介しておきます。

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