FROM,中島
SDGsやサステナブル。
あぁ!「今日は真面目回か。あまり興味ないな~。」と、思ったならちょっと待って下さい!
僕も全然、毛ほども興味なかったんです。(←こんな事言っていいかわかりませんが、事実です。)
でも先日、偶然それを改めて学ぶ機会があって、
「おいおい、マジかよ‥‥気を付けよう!」と
珍しくこういう環境問題系に対してちゃんと向き合えたので、本日はその事について共有します。
あれ??勉強ぽくてやっぱり興味湧きませんか?
じゃあ、、、あなたの履いているジーンズ、それを作るのに水がどれくらい必要か知ってますか?
サステナブル?
今やCMや看板、企業のHPでも頻繁に目にするようになりましたが、
これらに関心を持って接した事はありますか?
恥ずかしながら私は関心がありませんでした。
製造業であり社会の一員として意味合いくらいはそれなりに知っていましたが
いざ自分、一個人がそれにどう関わるかだなんて検討するキッカケもないまま
日々を過ごしていたのですが・・・
先日、アクアソムリエという水のプロの資格を取りに、渋谷まで行ってきました。
初めは「詳しく慣れたらいいな~。」「泊付けになるかなぁ~。」程度でしたが
なんのなんの、、、水に関する知識をみっちり8時間、叩き込まれました。
その課程で、「水の世界情勢について」という単元があり、
そこで水のサステナブルの重要性について学ぶ事になり、とても関心が湧きました。
サステナブル(Sustainable)は、sustain(持続する)とable(〜できる)からなる言葉。
よく持続可能性と表現されますね。
とはいえ、何故取り組むべきなのか、現状はどうなのか、何が出来るのか
は意外と難しい言葉にかき消されて耳に届きません。
次で簡単に説明しますが、前提として、凄ーく簡単にいうと、
世界で4番目に大きい湖が枯渇するほどの世界的水不足の中で、
個人でも意外とできる事ってあるんです。
ジーンズ1本=○○L?
水を大事に使いましょう!って言われてもピンときませんが
バーチャルウォーター(仮想水)という指標を知るだけでかなり身近なものになるかと思います。
バーチャルウォーターとは、ある製品を生産するために必要な「見えない水」の事を言い、
例えばアメリカから輸入された牛肉1kgには、アメリカの水を2万L使う必要があるんです。
日本のように食料の多くを輸入に頼っている国では、
このバーチャルウォーターをいかに多く消費しているかがわかりますね。
そして冒頭にあったように、ジーンズは1本作るのに1~1.5万L、
ハンバーガー1個で約2500Lと、ひとつの無駄が水資源にどれほど影響しているかがわかります。
※ハンバーガーのバーチャルウォーター内訳
牛肉パティ(100g) | 約 1,500〜2,000 リットル |
パン(バンズ) | 約 150 リットル |
チーズ(1枚) | 約 250 リットル |
野菜(レタス・トマトなど) | 約 50〜100 リットル |
ソースなど | 数十リットル程度 |
意外とできる事はある
バーチャルウォーターの概念は、
「私たちが何気なく消費しているものの裏側に、どれだけの水が使われているか」
を考えるための指標です。
水資源の効率的な利用や、環境への配慮を考えるうえでとても重要な考え方ですね。
我々もニッチなポンプを使用した流体の移送に関するお困りごとを解決する
流体エンジニアリングメーカーとして、身の回りのできる事から取り組んでいこうと思います。
珍しくちょっぴり真面目な回となりましたが、今後、
技術的に役立つ事を取り上げて欲しい!
もっと、パーソナルな事を喋って欲しい!
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