ガスタンクは何故丸い?

FROM,滝川

 

先日東北へ出張に伺った時に窓の外を眺めながらこんなことを思いました。

道中の高速道路からの見晴らしは大都会!というにはあまりにも落ち着きのある

見渡す限りの山々とたまに立ち並ぶ街。

その中に真ん丸の緑色の球体。

昔から気にはなっていたのですが、あの中には一体何が入っているんだろう?

皆様はあれに何が入っていて、なぜ真ん丸なのかご存じですか?

 

緑色の玉

 

大体が緑っぽい色をしているあの大きな玉には何が入っているのでしょうか?

同乗していた上司に聞いてみると、あの中にはガスが入っている。と教わりました。

その時は「へぇ~」と思い一度は納得したのですが、なぜ球体である必要があるのか

気になったら最後、検索の手が止まりませんでした。

あの丸さには内容物がガスであることが大きく関係していました。

ガスといってもあの中に入っているのは高圧の気体ガスだそうです。

都市ガスもその一種で、非常に高圧なんです。

 

球体である理由

 

ほとんど答えを言ってしまいましたが、あのおっきな球体は

高圧ガスを貯蔵するためのタンクです。

球体である理由は、ずばり圧を均等に分散させるため。

四角では角への圧が平面より上がるため、丸でなくてはならないのですね。

また、液化ガスを低温にて大量に貯蔵するため、保冷層(断熱層)を設けた二重殻構造となっている

円柱状のタンクもあるようですが、やっぱり真ん丸のタンクの方が

何だか夢がある気がするのは私だけでしょうか。

ちなみに、本来溶接して球体状のタンクを製作するようですが、サイズや物によっては

ある程度丸く作っておいて、内部から爆発させて丸い形を作る製法も存在するようです。

 

ガスではありませんが

 

今回紹介したようなガスは使用しませんが、圧縮エアを使った空気圧を

駆動動力とするポンプが存在します。

エイチツーのラインナップではエアダイヤフラムポンプといって

インペラがないダイヤフラム(膜)で流体を押し出す構造のポンプです。

材質もアルミ、PP、SUS、PVDFと様々な種類があるので

流体の耐食性に合わせて使い勝手が良いエア駆動ポンプとして人気です。

デモ機のお貸出しもしておりますので、流体の移送に困った際には

一度このポンプを思い出していただければお役に立てるかもしれません。