FROM,中島
【予防接種】と聞くとパッと思い浮かべる光景があるかと思います。
目にいっぱいの涙を溜めて、母親の手を握り注射される子供?
お医者さんや看護師さんの躊躇ない注射?
私は注射される直前の注射器を軽くデコピンしてからピュッピュと液を出す風景を思い出しますが
何故あんなことするのでしょうか?
何だか、もったいないような・・・
アレはエア抜き?
さーて注射しますよ~と先生がピュッと注射液を出す光景は
ドラマや映画、実体験として既視感がある方も多いと思います。
あの光景、実は注射器の中の空気を抜いているのです。注射器のエア抜きですね。
では何故そんなことをするのでしょうか?
出口が開放されているしエアが噛んでいても問題なさそうですが
その液が体内に入るというところに大きな理由があります。
血管に空気が入ると・・・
昔何かのドラマの犯人が証拠を残さないように犯行の手口としても
用いていたのを見たことがありますが、血管に空気が入ると最悪の場合
生命活動に大きな支障をきたし、死に至ります。
少量の空気(注射器の中の小さな泡)程度なら血液中に吸収されますが空気が入ると空気が血管を塞いでしまいます。
当然の人体実験を行えないので正確な数値は分かっていないのですが
10ml〜20mlが安全の限界とされています。
それ以上だと・・・という事になりますが、そこはプロがちゃんと
エア抜きしてくれるので、身をゆだねることにしましょう。
あと、エア抜きもそうですが、液量を確認する目的も兼ねているそうです。
現場でエア抜き
注射される時のピュッピュはエア抜きの為でしたが
先日ちょうど私もピュッピュとエア抜きをしました。
もちろん医師免許や看護師免許もありませんので、注射ではなく
製作した装置に組み込んだ弊社の薬液注入ポンプのエア抜きです。
ソレノイド駆動式の薬液定量注入ポンプNSDシリーズや
モーター駆動式の薬液定量注入ポンプMシリーズには現場の声を反映させて
エア抜きバルブの標準装備などの使い勝手を重視した定量ポンプで
扱いやすい!とご好評いただいております。
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