アルミニウムを生成する生物

FROM,中島

 

アルミニウムは金属。

有機物である生物から、無機物であるアルミニウムが生成される。

非常に違和感がありませんか?

でも、とっても過酷な環境なら、アルミニウムだって作り出せちゃうんです。

今日は、深海に潜むアルミニウムを生成する生物についてお話しします。

 

深海で生き抜くために

 

この世で最も深い海域として、マリアナ海溝があげられますが

その海溝の奥深くにそいつは生息しています。

水深約1万メートル、そこには生物がほとんど生息していません。

それはなぜか。。。水圧?

もちろん、水圧も原因の一つですが、低すぎる温度や高濃度の汚染物質により

外骨格に収納されている炭酸カルシウムが水中に溶け出してしまうからと言われています。

つまり、体がどんどん溶けていくため、生息できないのです。

では、そいつは何故そんなところで生き延びているのでしょうか?

そう、全身をアルミニウムで補強しているのです。

それも、自分自身で生成したアルミニウムで。

 

そいつの正体はエビ

 

以前、強すぎる海老と銘打って、片手でキャビテーションを引き起こす

鉄砲海老をご紹介いたしましたが、またしても海老です。

なんでしょう、海老ってなんかすごいみたいです。

少し脱線しましたが、アルミニウムのスーツで外殻を保護するの名はカイコウオオソコエビ。

海溝の大底にいる海老=カイコウオオソコエビ と、何とも安直な名前ですが

やっていることは安直どころではありません。

彼らは食べたプランクトンなどを代謝する際、体内にあるグルコン酸を使いアルミニウムイオンのみを

それから引き抜くことで、アルミニウムのスーツとして使用しているのだそうです。

 

環境に合わせたスーツを

 

環境に合わせてとんでもない進化を成し遂げたオオソコエビでしたが、

エイチツーのエアダイヤフラムポンプも環境に合わせて、接液部を様々な材質に変更できます。

もちろん軽くて強靭なアルミにも材質設定ができますし、サニタリー仕様でもご対応可能です。

がむしゃらに生き残っていくカイコウオオソコエビにシンパシーを感じながら

本日はサニタリーシヨウSBシリーズとエアダイヤフラムポンプADDシリーズをご紹介して、失礼いたします。

 

サニタリーエアダイヤフラムポンプ詳細はコチラ

エアダイヤフラムポンプ詳細はコチラ