究極の自由研究

FROM,中島

 

先日少し時季外れのニュースに

「その発想はなかった・・・」と、

悔しささえ覚える衝撃を受けました。

ある小学生の自由研究が話題になっています。

 

宿題をさいごの日まで残しておいた時の家族と自分の反応

 

小学生の頃の自由研究はまずは「何をするか」で頭を悩ませますよね。

話題になっている小学生の彼は普段は宿題などは必ず提出する真面目な男の子のようです。

そんな彼が夏休みの自由研究に選んだテーマは

宿題をさいごの日まで残しておいた時の家族と自分の反応

かなり尖った研究をやり遂げました。

宿題をやらない焦燥感や罪悪感、周りの反応が生々しく書き留められています。

 

お皿を1まい割る

 

初日から日記方式で書かれた自由研究は

最初の一週間は毎日何があったかと、宿題についてのコメントが記載されています。

しばらくは夏休みを謳歌していた彼ですが、少しずつ宿題をやらない恐怖心が芽生え始めます。

残り3日・・・本来なら、朝早くからやらなければ、ならない量が残っているのだが、ぼくは自由けんきゅうのために、宿題に手をつけるわけにはいかない。(参照/宿題をさいごの日まで残しておいた時の家族と自分の反応)

残り2日でとうとう家族に実は宿題を全くやっていない事を発表し、家族がまとめられています。

お母さんの反応・・・毎日、宿題おわったの? とガミガミ言われていたが、やってるよーとぼくが、ウソをついていたことがばれげきど。おこって、お皿を1まい割る。しかしぼくには研究があるので、すべて宿題をおわらせるわけには、いかないのです。分かってください。(参照/宿題をさいごの日まで残しておいた時の家族と自分の反応)

とその他家族のリアルな反応を淡々とまとめつつ、強固な意志を感じます。

 

ついに迎えた最終日

 

最終日は清々しく目覚め、何故か肩の荷が下りた様子で、そもそも何故宿題を行うのか

何故生きていくのか、なぜ生命が存在しているのか、と哲学的な思想に至り、

最後の一文には、朝がきた、おわった。学校に行こう。と綴られ、自由研究は幕を閉じています。

若くしてこの焦燥感と諦めを学んだ彼は、きっと立派な大人になることでしょう。

明日までに概算価格の見積もりを上司に提出しなければいけないんです!と

ご連絡頂くことがあれば、大まかな仕様だけ教えてもらえればその宿題間に合わせますよ。

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