選択のパラドックス

FROM,舛田

 

例にもれず突然ですが「選択のパラドックス」と言う説をご存じですか?

人生は選択の連続とよく言いますが、その選択肢が時に1つに限定されていることや、

時に、数十、数百に及ぶ選択肢がある場合があります。

選択肢が多い程有利であると考える人がほとんどですが、それを覆すのが

この「選択のパラドックス」です。

そうです、今日のメルマガは真面目回です。

 

何故選ぶたびに後悔するのか

 

選択のパラドックスは2004年にアメリカの心理学者、

バリー・シュワルツ氏が自身の著書によって発表したものです。

このパラドックスとは、正しそうに見える前提と、妥当に見える推論から、

受け入れがたい結論が得られる事を指す言葉で、いわゆる逆説と言うやつです。

冒頭にもあったように選択肢が多いと良いといつしか意識付いているのに

言われてみれば選んだあとの後悔を経験したことがある方の方が多いのではないでしょうか?

仕事の選択肢が多すぎて何をすればいいかわからない↔就職した後も、他の仕事が気になり転職を繰り返す。

出会いが多い環境で、どの異性と付き合うか決めきれない↔付き合ったとしても他の異性が気になり長続きしない。

こんなのはまさに選択のパラドックスの代表的な例とされています。

 

2つの後悔

 

シュワルツ氏は選択することで起こる後悔は2種類に分類できるといいます。

1:決定後後悔

選択肢が多く、選んだあとの後悔。ランチでA~Eセットまであって、Aセットを頼んだが後になって

Bセットの方がよかったのでは、と後悔すること。

2:見越し後悔

目の前の選択肢+未来の選択肢に決断を阻まれ、後悔する。家の購入を考えているが

もっといい物件があるかも、と決断が出来ず気に入った物件を購入できない等。

人は選択肢が多ければ多い程良いと思っているのに、実際に選択すると

困惑し、後悔するという説が選択のパラドックスです。

 

選択のパラドックス

 

シュワルツ氏の著書には膨大な選択肢がもたらす結果の検証実験

例えば「6種のジャムと24種のジャムを売り場に置くと6種のジャムの方が売れた」など

様々な理論に基づいた解説がなされています。

私たちの業界でもよくある話ですよね、ポンプ選定しなければいけないのに

沢山ポンプメーカーがあって自分の欲しいポンプをどこから買えばいいかわからない。

そう、ポンプ選択のパラドックス。

そんなパラドックスを一発で解決するWEBページをご紹介します。

その他、流体に関する選択のパラドックスに直面した際はエイチツーまでご相談ください。