トラブルの原因がまったくわからない時

FROM;長谷

 

エイチツーでは、ポンプや水処理でのトラブルがあった際、いろいろ手を尽くしてみても

 

「原因がわからない・・・」

 

そんなときは「タテ縞の猫を思い出す」ようにしています。

 

どういう意味か、説明します。

 

■見えているようで見えていない

脳は、脳自身が「意味がある」と思う事しか認知できません。

 

そしてその「意味があるかどうか」を判断するのは、「そのような事が意味をもつ場面にどのくらい遭遇したか」によって決定されてしまいます。

 

有名な実験に

「生まれたばかりの猫をタテ縞しかない空間で育てると、その猫はヨコの線が見えなくなる」というものがあります。

その結果、その猫を四角いテーブルに載せると、ヨコの線が見えない為、端から落ちてしまいます。

つまり、「意味がある」と判断することは「特定の意識が起きる」=「特定のことに関する情報処理回路が活性化している」ということになります。

 

■トラブルの原因が全くわからないとき

上記を踏まえ、対処療法的にトラブル解決策を提案・実行しても一向に改善されない場合、「認知」そのものを疑うようにしています。

つまり、お客さん側の「あたりまえ」として認知してることと、エイチツー側で「あたりまえ」として認知していることを洗い出すのです。

例えば、「高温流体の移送」でトラブルが起きた場合、どうしても「温度は○○℃以下か」などと温度にフォーカスしてしまいますが、もっと基本的なモータ回転方向やピットの形状・使い方なども探っていく必要があります。

 

エイチツーの製品は汎用では無く特殊用途がほとんどです。

特殊な用途に特殊な環境条件が加わると、思わぬトラブルが発生する場合が(稀に・どうしても)起こります。

そんな時でも柔軟に・粘り強く対応する会社として今後も信頼を大切にしていきます。

 

 

【安心のデモ機対応】

エイチツーでは「こんな液、移送できますか?」にお応えできるよう、各種デモ機がございます。

今回の事例はデモ機貸し出し→採用となった事例です。

 

納入事例|ADD型|高粘度接着剤(50,000CP)の移送