FROM,舛田
江戸時代に存在したとされる職業の
科負比丘尼(とがおいびくに)と呼ばれる身代わり業をご存じでしょうか?
その業務内容は、とある科(咎・とが)の身代わりになり
「自分がやりました!」と名乗り出て、雇い主を救うことを主としていました。
さて、何の身代わりだったと思いますか?
別名:屁負比丘尼
サブタイトルでいきなりネタバレをしてしまいましたが
冒頭で紹介した科負比丘尼は別名、屁負比丘尼とも呼ばれ、
雇い主の「おなら」の身代わりになる職業でした。
まぁ確かに恥ずかしいけど、そんな罪っていうようなことでもないじゃん。と思うのですが
当時、それをすることは今以上にとんでもない恥とされていて、人前でプッとしてしまうのは
江戸時代では死活問題だったそうです。
その証拠に、お見合いの席でおならをしてしまった女性がその恥ずかしさと周囲の目を気にして
自ら命を絶ってしまったというショッキングな文献も残されています。
当時と価値観の差はあるといえ、科負比丘尼はこういった背景から生まれた
大変重宝される職業だった事でしょう。
普段は何してたの?
これで万が一の時も安心!とはいえ、
雇い主も毎日失態を犯すわけではありません。
その時が来るまで雇われた科負比丘尼は、普段何をして過ごすのでしょうか?
調べてみたところ、彼らは普段は付き人のような立ち回りをしていたようです。
雇い主の身の回りの世話をしながら、周囲には、もしもの時の身代わりと悟られぬよう
自然に雇い主の近くにそっと寄り添う優秀な秘書のような立ち回りをしていました。
雇い主達からは、信頼され、重宝されたことは言うまでもありません。
少し羨ましい。そう思ったあなたへ、朗報です。
身代わりにどうぞ
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