FROM:長谷
エイチツーは代理店制度を取っていないので、
引き合いはユーザー様(工場など)から直接の場合と、商社さんからの場合があります。
割合にするとだいたい半々で、どちらの引き合いも良い/悪いがあり特にこだわりは無いのですが、先日とある商社さんより「失注の報告」を頂き、メーカー(弊社)としては、こういう商社さんとお仕事したいな、という良い例をご紹介出来ればと思います。
一般的な商社さん
前職は某ポンプメーカーでしたので、この業界の営業職、という意味では15年くらいになりますが、「一般的な商社さん」というのは、毎日多くの細かい引き合いをこなし、その金額は数千円から数千万円まで様々です。
膨大な案件の中、ポンプというと、数万円から数十万円がメインの価格帯なので、数量がまとまらない場合はあまり「美味しくない=気にならない」案件かもしれません。
受注になったらもちろん発注書という形で連絡は来ますが、わざわざ20~30万円程度の案件の失注の連絡が来ることはほとんどありません。
メルマガ読者の商社さん
その引き合いは、「いつもメルマガ拝見しています」という事で、私のアドレス宛に送られてきたメールが始まりでした。
内容を伺うと、ちょっと複雑な装置(ユニット)での提案、という内容でした。
詳しくは割愛しますが、SUSのタンクにポンプを乗せ、高粘度流体の流量や液面を監視しつつ、送液する、という内容です。
提案ベースなので、営業としては簡単なフローと原価を洗い出し、
御見積書、という形で提案します。
見積がある程度通れば、受注前の確認、という意味で設計し資料を送るような流れです。
その商社さんの失注の知らせは、
そんな「提案ベースの見積」段階で入ってきました。
今回は競合他社が受注直前に大幅な値下げをし、今回は受注する事ができませんでした。
今後の量産段階では再度お話しを頂く事にしております。
その際には改めてお声をかけさせて頂きますので、どうぞご助力の程お願い致します。
というメールでした。
驚かれる方もいるかもしれませんが、
ある程度打ち合わせが必要で、工数をかけた案件でも「失注した」という知らせを送ってくる方は稀です。
私としてはこの商社さんの信頼感が増し、メーカーを大切にしてくれている姿勢に感銘しました。
是非、次の量産の段階ではお役に立てるよう頑張ろう、という気持ちになりました。
まずは引き合いから
色々なお客さんがいますが、
出来れば上記のような丁寧な仕事をしてくれる方と行いたいですよね。
そんなお客さんを増やすためにも、
まずは「引き合い」自体を増やさないと良いお客さんを見つけられません。
「そうは言ってもこんな時代だし、なかなか引き合いが増えない」
とお悩みの方にお勧めのサービスがあります。
エイチツーが新たなサービスとして展開している「スピードPR」です。
「良い製品なのに理解してもらいにくい」
「ニッチな業界でしか認められない」
そんな製品のPRに最適です。
エイチツーはポンプメーカーですが、
コアは「お客さんのお役に立ちたい」という気持ちです。
その為には自社製品だろうが他社製品だろうが、
どしどし紹介して良ければと思っています。
詳しくは下記画像リンクをクリックしてください。