FROM:長谷
以前、某大手家電メーカーさんが
「洗浄力が高い洗濯機」を満を持してリリースした結果、
全く売れなかった、という話をご存じでしょうか?
少し考えてみて欲しいのですが、
なぜ、大手家電メーカーのマーケティング・広告宣伝費・販売網を駆使しても、
この新製品は売れなかったと思いますか?
すこし質問を変えます。
あなたは最近、「洗濯機の洗浄力、足りないなあ~」と思ったことはありますか?
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思った事、無いですよね?
洗浄力は洗剤の問題であり、あまり洗濯機に対して思う人は少ないでしょう。
これが、この製品の売れなかったポイントなのですが、
「顧客のニーズ」を全く無視してスペックを重視した結果、売れない製品になってしまったのです。
そしてその風潮は、産業機器業界でも多く見られます。
冒頭の話はキーエンス出身の方が書いた
「付加価値のつくりかた」という本の内容の一部でもあります。
早速わたしも読み終わり、仕事に活かせる内容とそうでも無い内容(異論あり)がまとまりましたので、皆さんにシェア出来ればと思います。
付加価値のつくりかた
付加価値のつくりかた、それは極めてシンプルですが「顧客のニーズを満たす事」になります。
例えば、ポンプメーカーでよくある新製品で
「〇〇の流量が〇%上がった」
「設置スペースが〇%小さくなった」
「効率が良くなって〇%消費電力が下がった」
など、スペックに関するトピックを多く見ます。
確かに、流量が上がったり、サイズが小さくなること自体にはメリットがありますが、
大切なのは「お客さんが流量を〇%上げて欲しいと思っている」か、どうかなのです。
実際に工場へ行って、お客さんのお悩みを伺うとき、
「いや~実はポンプの流量が〇%足りないんだよね~」といった声はほとんど聞きません。
そのような場合はそもそも選定がミスマッチだったり、ポンプのサイズアップで解決します。
そんな〇%の微妙な話ではない場合がほとんどです。
そんなことよりも、お客さんが実際に困っているのは、
「この現場で、こういった作業があるので、使えるポンプないかな?」
というような具体的な「仕事を効率化させる為の」お悩みです。
付加価値というのは、
まさにそんなお客さんの「声=ニーズ」を満たした製品でしか与えられない価値になります。
お客さんの声から作りました
この度、エイチツーでは、
「タンクを新しく買うけどポンプの選定どうしよう?」
というお客さんがとても多いことに着目し、
ステンレスのサニタリータンクメーカーである日東金属工業さんとコラボした施品をリリースしました。
台車に載せたユニットで、
タンク+ポンプが乗っており、ポンプはエアを入れれはすぐに移送が開始できます。
大きな設備投資が必要なく、手軽に貯蔵・移送が可能です。
また、タンクには撹拌・温調機能も追加できるので、
原料を調合し、温度を上げ撹拌し、
移動させディスペンサーなどに移送させる、というような一連の作業が簡単に出来るユニットです。
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