FROM:浜條
エイチツーを起業したのが2013年なので、
私も社長を11年やってきた、という事になります。
今年39歳になりますが、これくらいの歳になると、
まわりの同級生もしくは±5歳くらいの人たちが、
私に「起業を考えている」という相談をしに来ることが多くなりました。
ざっくり、
「この起業はうまく行くと思うか?」
というような話になるのですが、
その中の一人が、
「人脈が無いと事業って成功できないと思う」
「得意先で人脈だと思っていたのに、会社を辞めた途端、無視されるようになる、という話をよく聞く」
というような事を話していました。
要は、同じような業種で起業した後に、
仕事が取れるかどうかを心配しているのですが、
彼(彼ら)は決定的に「人脈」と言うのを勘違いしています。
「人脈」と言うモノを、そんな認識で捉えている彼の起業は、
きっとうまくいかないと思います。
私が11年、何とか経営者をやってこれた経験を踏まえて、
「人脈とは」について話したいと思います。
人脈とは・・・
話は変わりますが、
弊社は起業当初、全くの人脈ゼロでスタートしました。
お客さんの獲得にも困りましたが、もっと困ったのは「業者さん」の確保です。
例えば、ポンプの簡単なカスタマイズで溶接が必要な時、知っている溶接屋さんがいない・・・
制御盤の製作依頼があるのに、知っている電気屋さんがいない・・・
PVCでタンクを作りたいのに、塩ビ加工屋さんがいない・・・
そんなことは日常茶飯事です。
業者さんもゼロから探しますが、やはり職人気質な方が多く、
一見さんは相手にもしてもらえず、ましてや起業したばっかりの若い経営者の会社に、
誰も真剣に耳を傾けてくれませんでした。
そんな中、数社、今でも良いお付き合いをしてもらっている業者さんがいます。
彼らが困った時には私達が助け(例えば、電材が世界的に不足して仕事が無くなった電気屋さんに、電材が無くても出来る仕事をたくさん振ったり)、私達が困っている時は、快く助けてもらっていました(例えば、超短納期の案件が発生しても、重い腰を上げてもらえる等)。
冒頭に戻りますが、
なぜ、私が彼の起業は上手くいかないか、と考えたのか。
それは、
彼は「人脈」というものを、「困った時に頼れる人たち」と解釈しているからです。
それは違います。
人脈とは、
「相手が困った時に、一番に自分を頼ってくれる人たち」を指します。
「困った時に頼れる人たち」なんてものは、そのほとんどが本人の思い込みで、絶対にアテにするものではありません。
起業する時に
「○○と××はアテに出来るから、成功する!」こんな皮算用で、事業が成功するハズがありません。
逆に、何のアテも無く起業したとしても、
その人がもし、今までたくさんの人々の困りごとを一緒に悩み、解決に全力を注ぎ、汗をかいてきたのであれば、きっと向こうから助けてくれるはずです。
もし、あなたが独立や転職を考えているのであれば、
一度、「相手が困った時に、自分の事を一番に頼ってくれる人は、どれくらいいるだろう(誰だろう)」と考えてみては如何でしょうか。
あなたを頼ってくれる人が多ければ多いほど、うまくいく可能性は高くなるハズです。
あなたが困った時に、頼ってもらえるポンプメーカーになる
そして、私達が【特殊な】ポンプメーカーである理由も、そこにあります。
特殊なポンプは、どのメーカーも高くて、納期がかかり、メーカー自体が作るのを嫌がります。
そんなに売れないので、効率が悪いからです。
私達はそこに目をつけました。
他社が「あんまり作りたくない」特殊なポンプを、メインで作るポンプメーカー。
他社が3.5カ月かかるポンプを私達は即納にし、
他社ならやれない特殊な制御を含んだユニットでも納入できる。
皆さんの「困った時」、是非エイチツーにご相談してください。
出来ればその時に「マジで困っている」と言い添えて頂ければ幸いです。
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