FROM:舛田
エイチツーの「95℃まで移送できる」として好評な耐熱水中ポンプJCVH型ですが、
先日「急にポンプが動かなくなった!」と
お客様からのクレームを受け、工場にて調査を行いました。
まずは動作確認を行いますが、やはりモーターは「う~ん」と唸りますが送液は出来ず。。。
電気系のトラブルを想定し、絶縁などを計測するも漏電では無さそう。。。
そんなことを数回繰り返し
「さっぱりわからん」
となった頃、ポンプの吐出口から何かが飛び出ている。。。
なんだこれは!?
と、すぐにポンプ底部を分解し、インペラを露出されると、
インシロックがインペラに挟まり、インペラがロックしていました。。。
インシロックは色々なものを手軽に固定できますが、やはり水中ポンプが吸い込んだ際もインペラをロックさせるんですね。。。
インシロックに限らず、水中ポンプはある程度の固形物を移送出来ますが、繊維状(長いひも状の物)は
インペラに絡まりやすいため、注意が必要です。
お客様には上記説明し、ポンプ不調の原因を納得頂き、オーバーホール後はもちろん、順調に95℃の流体を元気に移送しているとのことです。
耐熱水中ポンプはエイチツー
温水移送は沸点が近いため、自吸式ポンプでは真空度が満たされず、ポンプトラブルが多くなるのが実情ですが、
エイチツーの耐熱水中ポンプなら、液に浸漬させるため、温水でもキャビテーションの心配がありません!