FROM,中島
せっかくクリスマスイブの配信ですから、
今日くらいは時事ネタを、と、
私が最近「スゲェな~」って思った事を共有します。
それは去年大きなニュースになった、某百貨店のクリスマスケーキぐちゃぐちゃ騒動。
有名シェフ監修のクリスマスケーキを楽しみに開梱したらぐちゃぐちゃになってた!
しかもそれが1000件を超える程のクレームになった!と話題になり記憶に新しいですが、
あの騒動を経て、リベンジが行われていた事はご存じでしたか?
ぐちゃぐちゃのケーキ
ちょうど一年前の2023年、冬。
世間も浮かれ始めるこの時期にあるニュースが流れました。
「高屋島 崩れた状態で届くケーキに戸惑いの声」
「崩れたケーキ 900件を超える苦情、相次ぐ」
SNSが普及した現代、ニュースで取りざたされる以前にX(旧Twitter)やInstagramなどで
一般投稿でぐちゃぐちゃになって届いたケーキの写真が拡散されました。
メディアでも大々的に取り上げられしばらくはこのニュースで持ち切りとなりました。
当時メディアでは保存状態や配送方法の追究、三大百貨店とも言われる高島屋の対応が注目され、
原因不明という事で一旦終息し、メディアは次の話題を報じるようになり時の流れと共にこの話題は薄れていきました。
しかし、実は今年のクリスマスの再販に向け、彼らは動いていたのです。
2重3重の予防策
彼らは、ぐちゃぐちゃケーキ騒動を乗り越え、
何重にも防止策を練った仕様にチェンジし、再販を決定したのです。
逆の立場だと思うと、「もうこんな案件、やりたくない!懲り懲りだ!」
と思いそうなものですが、それでも尚、再販に踏み切りました。
記事によると、昨年の騒動を受け、温度管理や配送状況などを調査し、
外部機関でケーキの振動・強度実験を行い明確な原因特定に至らなかったとして次の防止策を今年に活かしました。
・土台をスポンジケーキとし安定性を高める
・崩れ防止の試験を行う
・崩れ防止試験を行いOKだった上で、冷凍の期間を昨年より約15倍に延ばした
・土台固定用の止め金の増量
・梱包の強化
一般顧客向けだろうと、法人向けの我々製造業も関係なく、
トライ&エラーで最良を目指す姿に「スゲェな~」と素直に思った次第です。
難しいに挑戦するなら
この騒動も昨年と同じメンバーがチームを組んで再販に挑んだようなのですが
まさにこう言った難しい事に挑戦する時はみんなが同じ方向を向く必要があると
普段の業務を通しても強く思います。
我々もよく他社に断られて困っている方や、自社の課題を解決したい方から
ご相談を頂きますが、どんな案件もみな一様に、メーカーとユーザーさんが同じ方向を向いて進めた案件が
満足度の高い事例となっています。
今日はそんな、ユーザー様と一緒に作り上げたpH中和事例をご紹介します。