From,三苫

毎年この時期になると見かける「さくら風味」の商品。

和菓子、ケーキ、クッキーはもちろん、お酒やお茶にも「桜フレーバー」、さらには柔軟剤や化粧品にも「桜の香り」。

桜＝春の訪れを感じてテンションが上がりますよね。

 

でも、ちょっと待ってください！

この「さくら味」「さくらフレーバー」って具体的にどんな味？どんな香り？？

なんとなく・・・な曖昧なイメージじゃないですか？

 

「さくら味」の正体、一体なんなのでしょう？

 

さくら味って？

 

「さくら味」を謳った商品には実際に桜が使われているのでしょうか？

私が食べたことのある本物の桜を使った食べ物は「桜餅」ぐらいです。

あんこの入ったピンク色のお餅を桜の葉の塩漬けで包んである桜餅。

 

余談ですが、桜餅には関西風と関東風があるのを知っていますか？

ちなみに私の中での「桜餅」は関西風です。

 

この桜餅のピンク色は現在では食紅やストロベリーパウダーを使っていることが多いようですが、昔は桜の葉の塩漬けの戻し水を使って着色していたんだとか。

そしてこの『桜の葉の塩漬け』がさくら味のもとになっているようです。

つまり桜餅の甘塩っぱい感じの味が「さくら味」として表現されているんですね。

 

さくらの香りの正体

 

では「さくらの香り」、「さくらフレーバー」の正体は？

毎年桜が開花すると花見に出かけたりしますが、実際のところ桜の香りってそんなに強くないですよね？

なんとなく桜ってこんな感じの香り・・・というイメージで人工的に作り出しているんじゃない？と思いませんか？

 

桜の正体「クマリン」

 

ただのイメージでしかないと思っていた「さくら味」「さくらフレーバー」。

実はちゃんした桜の成分があったのです。

桜の葉や花には「クマリン」という香りの成分が含まれていて、シナモンやバニラのような香り成分と共通する部分があり、それが桜フレーバーの土台になっていたんです。

また、桜の花にはアーモンドのような香りを持つ「ベンズアルデヒド」という成分も含まれていて、これが杏仁豆腐やアーモンドエッセンスにも含まれる成分で、ナッツ系のまろやかさがあり、海外の「SAKURA FLAVOR」と謳う商品によく見られる特徴だそうです。

 

「さくら味」「さくらフレーバー」にはちゃんと本物の桜成分が入っていたということがわかったところで、

こちら↓は「粘度の世界」をご紹介します！

「どろどろ」「とろとろ」「さらさら」・・・粘っこさを表現する言葉はたくさんありますが、これも”何となくこんな感じ”というイメージじゃないですか？

それを数字で表した「粘度」についてわかりやすく解説してあります！

 

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