From,三苫
つい先日 2/3のこと、「今日は節分だから恵方巻食べて豆まきでもやるか!」と家族に言ったら、「節分は昨日(2/2)だったよ」との返事が・・・。
え!? 節分って2/3じゃなかったっけ?
もしかして節分の日付が違う異世界に来ちゃった!?
などと思ってしまいましたが、節分は必ずしも2/3ではないことをご存じでしたか?
もしかしたら世の中の常識だったのかもしれませんが、私、知らなかったのです・・・。
ずっと節分=2/3だと思っていました。
ということで、ちょっとここで節分について勉強させてください。
4年ぶりの2/2
実は2/2が節分なのは4年ぶりなんだとか。
たったの4年!?
そんな頻繁に節分の日付が変わっていましたっけ?
しかし、2021年以前はなんと124年もの間 2/3が続いていたんです。
ざっくりと表にするとこんな感じです。
なぜこんなよくわからない周期で節分の日付が変わるんでしょうか?
1年は365日じゃない!
節分の日にちには立春が関係しており、立春の前日が節分になります。
立春とは、二十四節気において、春の始まりであり、1年の始まりとされる日です。
ちなみに二十四節気とは紀元前の中国で生まれた太陽の動きに基づいたこよみです。
そして、この太陽の動きがちょっとクセモノなのです。
私たちは地球が太陽の周りを一周する時間を1年とし、1年の日数を365日と決めていますが、実際には365日ちょうどではなく365+6時間弱なんだとか。
そして、この6時間弱という端数のために、立春の日の基準となる「立春点の通過時刻」が年々遅くなっていき、4年経つとその累計がほぼ1日になります。
そこで、1日増やした「うるう年」を作ることで、季節と日付が大きくズレていかないように調整しているそうなんです。
★立春点・・・太陽が黄経315度の点を通過する瞬間
しかし、1年あたりのズレは正確には6時間よりやや短いため、4年分のズレの合計は24時間に達しておらず、うるう年で一気に24時間を補正すると今度は逆に日付・時刻の方が約45分遅れてしまうことになるんだとか。
そのため2/4の中に納まっていた立春が2021年には2/3にズレ込み、その前日である節分も連動して2/2に移動するという現象が起きたのです。
さらにはこの約45分の日付・時刻の遅れはうるう年のたびにたまっていき、400年たつと約3日分にまで増え、それに対応するためにうるう年を400年間に3回減らして日付・時刻の遅れを解消する必要が出てくるそうです。
本来はうるう年になる順番だったのにうるう年にならなかったのは直近では1900年(125年前)で、次は2100年(75年後)の予定なんですって。
なんとも壮大な話でわかったようなわからないような感じですが、とりあえず来年からしばらくはまた2/3が節分になるんですね。
そして、ここまで読んでくださったあなた、私の勉強にお付き合いいただきありがとうございました!
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