土用の丑の日

From,内和田

 

今回のメルマガのタイトル「土用の丑の日」。

実はこれ、日本で最古のキャッチコピーなんですって。

江戸時代に作られてから現在まで300年以上も使われて続けているこのキャッチコピーを作ったのは平賀源内といわれています。

平賀源内といえば、江戸時代中期の博学者であり、発明家・蘭学者・医師・作家などとして活躍した人物で、名前に聞き覚えのある人も多いのではないでしょうか?
 

そもそもウナギの旬は冬なのだそうで、旬ではない夏の時期にウナギを売りたいウナギ屋の知人に頼まれて考えたキャッチコピーが「土用の丑の日」なんだとか。

それが現代でも「土用の丑の日」=「ウナギ」として浸透しているなんてすごいですよね。

私も自分たちの扱っている製品をアピールする際に、わかりやすく魅力的で印象に残るような表現をしたいと思うのですが、なかなか難しいんですよね。

 

あなたの印象に残っているキャッチコピーは何ですか?

 

キャッチコピーは江戸時代からあった

 

日本では江戸時代には既に「引札(ひきふだ)」と呼ばれるチラシ広告が存在しており、「千客万来」「大安売」と書いていたのがキャッチコピーの原型と言われているそうです。

その後、明治時代には

「この薬を飲めば、病が治る!」

といったシンプルで直接的なメッセージが当時の新聞広告には多く見られるようになり、大正時代になると、欧米文化の影響を受けた広告が登場し始め、商品名やブランドイメージを強調するキャッチコピーが使われるようになったそうです。

戦後、高度経済成長期に入るとキャッチコピーは洗練され、印象的なものへと進化していき、

「この木なんの木、気になる木」

「ピッカピカの1年生」

など、リズム感や親しみやすさを重視したキャッチコピーが増え、バブル期には

「24時間戦えますか?」

のように、時代背景を反映した印象に残るキャッチコピーが生まれたそうです。

 

「24時間戦えますか?」、たしかサラリーマンが栄養ドリンクを飲んで頑張るぜ!みたいなCMだったと思いますが、今ならブラック企業などと言われてしまうかもしれませんね。

 

ちなみに私が今でも覚えているのが、40年前(年齢がバレてしまう…)、1985年にCMでよく流れていた禁煙グッズのキャッチコピーで、

「私はこれでタバコをやめました」

「私もこれでタバコをやめました」

と何人か続き、最後に

「私はこれで会社をやめました」で小指を立てた男性でオチをつけるというもの。

小指を立てる=愛人のこと、というのをこれで知って、「こんなことをCMで流していいのか!?」と衝撃を受けたのを覚えています。

でもこのおかげで40年経っても記憶に残ることができているんだからキャッチコピーとしては大成功ですよね。

 

流体技術といえばエイチツー

土用の丑の日=ウナギというように、流体技術=エイチツーと思ってもらえるようになりたい!ということで、私達も日々いろんな手段でアピールをしています。

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