ヒゲは「ひ」から生えるからヒゲなのか?

from,まがた

 

腕毛、すね毛、眉毛、わき毛…などなど、

体から生えている毛はだいたい「生えている場所+毛」という表現をしますよね。

先日、脱毛サロンの広告動画をみていたところ、

私はふとした疑問が生まれました。

ヒゲって、もしかして「ひ」とう場所から生えているからヒゲ…?

そういえば、あご毛、口毛とも言わないですよね。ヒゲはヒゲ。

ヒゲが生える場所って、顔の中の「ひ」という場所なのでしょうか?

「鼻の下伸ばしちゃって~」という表現も「ひを伸ばしちゃって~」と言うのか?

アゴになんか付いてるよ~というのも「ひに何か付いてるよ」と言うのでしょうか。

ヒゲの「ひ」って何なんでしょうか?

 

「ひ」という部位があるのか?

 

という訳で、少し調べてみたところ、「ひ」と言うのは「顔の周り」と言う意味があるそうなんです。

つまり、ヒゲ=顔周りの毛ってことなんですね。

 

ちなみに、ヒゲ、と変換すると髭・髯・鬚と三種類の「ヒゲ」の漢字が出てきますが、

・髭:くちヒゲ
・髯:あごヒゲ
・鬚:頬や顔の側面に生えるひげ

という意味に分けられているそうです。

 

「ひ」から生えていないのに「ヒゲ」?

 

ここで、ふと疑問が浮かびます。

顔周りのことを「ひ」と呼ぶ。そこから生える毛だから「ヒゲ」。

つまり、正式には【鬚:頬や顔の側面に生えるひげ】だけが真のヒゲで、

あごヒゲ、くちヒゲは「ひ」という場所から生えていないのに「ヒゲ」と呼ばれるという事になりませんか?

これでは「生えている場所+毛」というルールが崩れてしまいます。

なぜ、すべての毛をひっくるめて「ヒゲ」と呼ぶようになったのでしょうか。

 

適切な語句がまだなかった

 

顔の周りというのは、古語では「顔全体をゆる~っと指す言葉」だったそうです。

一見、現代人の私たちからみると、「顔周り=顔の周囲」と思いがちですが、

「ヒゲ」という言葉自体が、

時代的に、まだ「鼻の下」だとか「顎」という言葉すら生まれていない時代からあった言葉だそうで、

だから、「ヒゲ=なんとなく顔に生えている毛という」ことで、くちヒゲ・あごヒゲも、

ひとくくりに「ヒゲ」となり、意味としてOKなんですね。

ここまで深堀すると、ヒゲの歴史って、深いですね…。

そんなヒゲの歴史から派生して、

「あごヒゲと歴史上の偉人は実は密接な関係にあるらしい。」とか、「江戸時代の脱毛サロン事情」だとか、

そんなテーマでドンドンと深堀が出来そうですが、今回はここで区切らせて頂きますね。

最後にエイチツーのPRとなるわけですが、

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