FROM,中島
舛田と工事に出かけ、道中海が少しでも見えると切ない声で
「海や…」
と呟く遊びが始まり早半年、定番化してきたその海を見ながらふと思ったのです。
【海って、中和できるんかな・・・】
数々の中和装置を収めたエイチツーならきっとできるはず!
海は中和できる?いや、できない?中島、ちょっと計算してみました。
海を中和するには
まずはそもそもこの世の水、淡水・海水はどれだけあるのかを知る必要があります。
地球上の水は14億立方キロメートル。
そのうち97.5%が海水・残り2.5%が淡水という事になります。
つまり、海水は13.7億立方キロメートルとなり、1立方キロメートル=10億立方メートルで
1立方メートルで1000リットルだから、ん~。
とんでもなく大きい数字となりそうな予感です。
なお、今回は海水がPh8と仮定します。(深海部と表層部ではPh値が違うため)
では早速、Ph8.0の世界の海を中和しましょう。
撹拌は波に任せます
ちょっと規模が大きすぎるので、撹拌は波にお任せしたとして、塩酸35%濃度のものを使用します。
13.7億立方キロメートルを㎥に直すと約1千190億㎥となります。
全く想像つかない値になりました。笑
35%の塩酸でPh8.0の海水1㎥/hで中和処理してPh7.0にしたいとき、0.001ⅿL必要だから
1千190億㎥/hの時、1億5470万ⅿLの塩酸を投入し、波がうまく撹拌してくれれば
理論上海は多分中和できます!
因みに1リットルの35%硫酸が市場価格で27000円でしたので
海を中和するには塩酸を41億7690万円分買うコストがかかっちゃいますので、お勧めはできません。笑
コスト削減できるかもです!
これまで数多くの「こんな事できないかな?」なご相談を頂いてきたエイチツーでも
「海を中和したくて、コストめっちゃかかるんだけど何かいいアイデアない!?」といったご相談はありませんでしたが
実際のご相談で「ポンプがしょっちゅう壊れて・・・」「既設のランニングコストが高くて・・・」といった声をよくお聞きします。
エイチツーではコスト削減の9つのアイデアカタログをご用意いたしました。
因みに、「海」以外にもエイチツーは過去に色々中和してます。
醤油やコーラも中和しちゃいます!
お客様のご希望にそったご提案、設計、施工ならエイチツーにお任せください。