FROM:舛田
電話などで「定価を教えて!」と言われることが多く、エイチツーはほとんどの製品に定価設定無いため、
オープン価格ですとお伝えするのですが、改めて「定価とは」について調べてみました。
(1)定価
(2)希望小売価格
(3)オープン価格
これらの違い、正確にわかりますか?
1)定価とは
「定価」とは読んで字のごとく、定められた価格の事で、メーカーが定めた価格になり原則値引きなどはありません。
たとえば、新刊書籍や新聞は東京で買っても名古屋で買っても「同じ値段」です。値引きも一切なく、全国同一価格で販売されています。
しかし「定価」はメーカーが小売店などに販売価格を拘束するようなニュアンスになる為、独占禁止法上『定価』あるいはこれに類似する拘束的な表現を行わないことが望ましいとされています。その為、現在では「希望小売価格」などと表現を変えています。
例外として定価が認められる商品は、書籍・新聞・CDなどの著作物とタバコの2種類です。
これらの商品は「文化の振興上必要」と認められており、独占禁止法の例外として認められています。
2)希望小売価格とは
「希望小売価格」とは、メーカーが小売店に対して「この価格で販売してほしい」というメーカーが希望をする価格です。
「定価」はメーカー(出版社や新聞社)の拘束力があり、小売店はそれに従わなければならないのですが、希望小売価格には拘束力がありません。
メーカーの希望小売価格通りに販売するのか、値引きをするのかどうか、を含めていくらで販売するかは小売店の判断になります。
3)オープン価格
「オープン価格」はメーカーが出荷価格だけを決め、その後の販売価格には干渉しない、というスタンスです。
いわゆる「定価が無い」という状態はこのタイプに当たり、弊社が適用しています。
オープン価格のメリット
代理店制度を取っていないオープン価格のメリットはズバリ
「スピードが速い」これに尽きるかと思います。
予算取りでざっくりでも価格を知りたい、積算に使いたいので価格を知りたい、色々な動機があるかと思いますが、是非お気軽にお問合せ下さい。
私自身も装置案件などで色々なメーカーの部品を発注しますが、よくあるケースとして
「ここの代理店に聞いてください」とメーカーさんに言われ、数日後やっと見積もりが来る、というパターンです。
弊社においては価格提示のスピードはかなり速いかと思います。
是非ご体感頂ければと思います。