FROM:長谷
明けましておめでとうございます。
エイチツーは12/28から1/5の9日間、お休みを頂きましたが
休み直前の勉強会で「休む技術」について学びました。
▶米国立睡眠団体が推奨する「ベストな睡眠時間」
▶5晩続けて平均4時間の睡眠時間だと、認知能力は「○○の状態と同じ」
▶睡眠不足が関係する重大事故「スペースシャトル爆発」「メルトダウン」「石油タンカー座礁」
▶ぐっすり眠る為の簡単な解決策
最も生産性が上がる休み方、ご存知ですか?
>眠りにフォーカス
休む技術は、睡眠、食事、生活習慣、昼休憩、メンタリティなど多岐に渡り勉強しましたが、ここでは「眠り」についてフォーカスしてご紹介します。
「私たち現代人は、恐らく完全に目覚めた状態がどういうものかを最初からわかっていないのだ」
と、米国立衛生研究所の生体リズム部門チーフ、トマス・ウェアは語ります。
さらにカリフォルニア大学バークレー校の睡眠・神経画像研究所長のマシュー・ウォーカーはこう言います。
「私たちはみな、多くを成し遂げるにはずっと目を覚ましていなければいけないと考えている。それは単純に間違っている。実際には、夜十分な睡眠をとった方が、ずっと起きているよりももっと多くの事を成し遂げれる」
では具体的にはどれだけの睡眠が必要でしょうか?
米国立睡眠財団は「7時間から9時間の睡眠」と結論付けています。
更に、睡眠時間がこれよりずっと少なくても支障なく生活できるのは「端数を除けば人口比0%」だとも言っています。
>認知能力の低下
睡眠時間の足りない人は、自分の能力の低下がわからない、という説もあります。
睡眠研究者・時間生物学者のチャールズ・ツアイスラーの言葉は単刀直入にこう言います。
「酔っぱらいと同じで、睡眠不足の人は自分の機能がどれだけ損なわれているかが全くわかっていない。ほとんどの人は、本当に目覚めている状態がどういうものか忘れてしまっている」
認知レベルでは、疲れている時はうまくものが考えられなくなり、5晩続けて平均4時間未満の睡眠だと、記憶力・注意力・思考速度が法的に酩酊状態とされる時と同じくらい衰えるという研究結果がります。
>睡眠不足が引き起こした重大事故
睡眠不足の影響は当然、仕事にも表れます。
認知能力を低下させ、気分をネガティブにさせ、その組み合わせが判断力、特にプレッシャー下での判断を曇らせます。
過去50年間の人間が引き起こした最悪の惨事は、真夜中に起こったか不十分な睡眠が原因、もしくは両方が結びついている、ということもあります。
・1989年3/24の真夜中すぎ、石油タンカー「エクソン・ヴァルディーズ」が座礁した時、操縦していた副船長は48時間に6時間未満しか眠っていなかった。
・1986年1/28にスペースシャトル「チャレンジャー号」が打ち上げ直後に爆発した時、NASAの職員はその24時間前から眠らずに働いていた。
・スリーマイル島の原子力発電所では、真夜中までストレス下で働いていた職員が一連のミスと判断ミスを犯し、午前4時に原子炉の炉心のメルトダウンが始まった。
>ぐっすり眠る為の簡単な方法
最後に「なかなか寝付けない」という方へ簡単な眠れる方法を紹介します。
・明らかな代替策の一つは睡眠導入剤を使うこと。しかしどのタイプの薬にも欠点がある。
・アルコールは鎮静作用があるので眠気を誘う。不眠症の30%の人は眠りやすくなるようお酒を飲んでいる。しかし真夜中に生理的な離脱症状を引き起こし、夜中に何度も起きてしまうとこがある。量を少なくし、なるべく早い時間に飲むことで対処できる。
・最も良いとされるのは電気を消す30~60分前に気持ちを静める習慣をつける。刺激性の物はすべて避ける。電子メール、インターネット、ミステリー小説など。牛乳かハーブティーを飲み、風呂に入り退屈な本を読む事。不安や心配な事は紙に書いて「脇に置いておくこと」も効果的。
>心配事はエイチツーへ相談
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