FROM.中島
「あ~ぁん!!中島くぅん・・・久しぶりぃぃ♥」
ドキッとして振り向くと、そこには輪郭に沿った髭と短髪、咥えタバコをした
どこかで見たことのある、おじさんが一人立っていました。
始まりはほんの出来心
その日はいつもより早く帰宅した事もあり、我が家のお犬様の散歩に付き合う事になりました。
妻には非常に懐いている我が家のお犬様は、私が帰宅してもこちらをチラっと見られるだけの関係で
ご飯と散歩の時だけ、存分にしっぽを振って近寄って来てくれます。
その日もお散歩バッグを手にすると、しっぽを振り近づいて来てくれた事に
なんだかんだ言いつつ浮足立って、いつもの散歩道から外れて、いつもより遠くまで歩きました。
最近引っ越したし散策がてらたまにはこんな所まで来るのもいいなぁ、なんて思いながら
初めて歩く公園の裏手の並木道に差し掛かった時、薄暗い並木道の向こうから誰かがこちらに歩いてきました。
あぁん!久しぶりぃ♥
梅雨の晴れ間ということもあり19時頃の並木道は薄暗く、その人が男性であることくらいしか
視認できなかったのですが、すれ違いざまにこちらをチラチラと見る目線が気になりました。
「あの人も犬好きなのかなぁ。」と、まぁ呑気に前に前に進みます。
すると後ろから「タタタタタッタ」と駆け足の足音が聞こえ流石に身の危険を感じ振り向きました。
少しだけ息を切らした彼は私の目の前に立ち止まり「中島くん?あぁん!やっぱり中島くんだぁ♥」
と野太い声で語り掛けるのです。
中島 「え、、、た、田中(偽名)さん?」
田中さん「うん♥久しぶりぃ♥まさかこんなところで会うなんて!あぁ~ん、引き返してよかったぁん♥」
彼は・・・数年前に苦楽を共にした当時の職場の同僚でした。
寡黙で低い声が印象的で、決して明るいタイプではなかった同僚との
衝撃の再会にあっけにとられ、大した事は喋れなかった中島でしたが、当時の彼の雰囲気とは全くの別人…
いや、本当の姿になった彼はとてもキラキラしていて何だか嬉しくなりました。
本当の自分
いろんなしがらみを乗り越えたであろう彼との再会で
世間は自分が思っているほど閉鎖的ではないのでは?と思う今日この頃です。
いつからか「何となく」本音を隠して生活することに慣れてしまった我々は
勝手に息苦しくなっているのかもしれませんね。
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