FROM,中島
サニタリー性を考えたときに「材質:SUS」というのはあまりに自然ですね。
材質:ステンレスと同義ですが、ステンレスをどう読んだらSUS(サス)になるのか。
当たり前のように「SUS製です。そう、サスです。」と使用してますが
何故そう呼ばれるのか、ちょっぴり深堀してみましょう。
ステンレス=SUS?
先ずはステンレスについて簡単に解説していきます。
錆びにくい(stain less=汚れが無い)材料であることから、
ステンレスと命名されたこの金属材料ですが、別の言い方として「ステン」とも言ったりしますね。
とりあえずステンとステンレスは同じものです。
では、SUSは何者でしょう。
SUS(サス)とは、材質がステンレスのことを指していますが、
その中でもステンレス材料を圧延した板材などのものを指します。
因みに、別のステンレス材料としてSCSというものもありますが、
これはステンレスの中でも鋳物として作られたものにこの記号を用います。
SUSは何の略?
工業系の国家標準のJIS規格では、ステンレスは「SUS」と表記されています。
更に言ってしまえばこのSUSの後に304や316など用途に合わせて分類されます。
一般的な家庭ではシンクに使われていたり、食器に使われたりしますが、
製品に合わせて材質選定及び、加工の度合いを変更できる扱いやすい材質です。
では、突然ですがここで本題兼問題です。
SUSはなんの略でしょう。
1、【Steel Unify Something】
2、【Steel Use Stainless】
3、【Stainless Upper Stainless】
4、【Steel Use Something】
5、【S U テンレSu】
正解は・・・2、【Steel Use Stainless】
ステンレス鋼を英語読みした頭文字をとってSUSと呼ぶのですね。
因みに、5は私が入社当初に思っていたSUSです。
SUS材質毎の特徴まで手を出すと何週かかるかわからないので今日はこのあたりで。
ステンレスが何故SUSなのか、少しでも疑問解決できたなら幸いです。
SUSといえば
冒頭にあったように、SUSとサニタリー性は切っても切れない仲ですが
そこに「高粘度の移送」の条件も加わると一気に選択肢が狭まることをご存じでしょうか?
特に食品や製薬に関しては、ドロドロ、トロトロの粘度の高い原料を清潔に移送したい
そして洗浄に手間をかけたくない。といった要望が多くみられます。
エイチツーでは粘度が高くて重量がある食品を移送した事例がたくさんあります。
例えばはちみつを移送したり、一斗缶に入った練乳に差し込んで移送したり・・・
本日はその中からカスタードクリームを注入機まで移送と制御を行った件をご紹介します。