思い出を売りました

FROM,中島

 

幼い頃の思い出にはいろんな“宝物”が付き物ですよね。

人によって様々かと思いますが、皆様にもあったはずです。

キレイな石?キラキラしたシール?友達が羨む玩具?

どれも当時を象徴する思い出の品ですよね。

思い出はプライスレスだ!なんてよく聞きますが

「自分の思い出にはいくらの値がつくのだろう?」と

気になってから1時間後、私はカードショップに立っていました。

 

あの頃の思い出

 

冒頭からここまでで、皆さんも大切にしていた宝物がいくつか思い浮かんでいる頃でしょうか?

そう言えば実家の倉庫に眠っているなぁ。

いやいや、今でも大切な宝物!厳重に保管している!

と、扱いはそれぞれかと思います。

私の場合は小学生時分に収集していたポケモンカードや遊戯王カードなど

カードゲームの為というより、キラキラしたカードを収集して

それはもう大切にファイリングしていました。

当時の熱もいつしか冷め、実家に眠っていたカードフォルダを開いて眺めていると

もしや・・・と思うカードが数点見つかったのです。

写真ではわかりにくいですが、カード全体に明らかにノーマルカードと一線を画す網目状のホログラムと

カッコよくて強そうな見た目、極めつけに仮面魔獣マスクド・ヘルレイザーと中二病をビシビシ刺激してくるネーミングです。

因みにカードの実用性は全く存じ上げません。

 

売っちゃえば?

 

特にカードに詳しい訳でもありませんが、えらく輝くカードをいくつか見つけ

ネットで調べてみると一枚10000~30000円で売買されているカードが数枚。

妻に「売っちゃえば?」と、そそのかされ早速カードショップへ向かいました。

三十路近い男が小学生にまみれてカードショップに佇む姿は異様を極めた事でしょうが

そんなことは気にしてられません。

買い取り査定を依頼し、今夜の贅沢メニューを妄想しながら待ち時間は30分を超えました。

枚数と買い取り待ち枠のわりに結構時間がかかり、更に期待を高めます。

とうとう査定が終わり呼ばれた場所は、随分と人目につきにくい店の奥のカウンター。

胸には店長の肩書の名札。

この度は買い取り査定にお持ち頂き誠に・・・と一通り挨拶を済ませ

こちらが査定額となります。と、とうとう発表されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・12円。う、うそ・・・・だろ。

お客様の思い出の品かと思われますのが、このような査定額となってしまい大変申し訳ございません。

と深々と頭をさげられ、居ても立っても居られなくなり、

カードは引き取って頂き、12円は募金してくださいと逃げるように立ち去った次第です。

 

本当の価値

 

思い出はプライスレスどころか、ほぼゼロプライスで

思い出を査定しようなんて、何て愚かな事をしてしまったのだと

センチメンタルな気分に浸りながら帰路につきました。

思い出の本当の価値は失って初めて気付くもののようです。

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