FROM,中島
「約束の金だ!さぁ、娘を返してもらおうか。」
ささ、目を閉じて冒頭の情景をなるべく細かいところまで想像してみてください。
薄暗い廃工場で、大金を犯人に差し出して、人質の娘を・・・って
ちょっと待った!
想像しているのは父親?じゃあ、大金が入った入れ物は?
そう、私たちってジュラルミンケースが一体何なのか知らなくないですか?
ジュラルミンケースって何?
よくよく考えたらジュラルミンケースってそもそも何なの?と素朴な疑問が生まれます。
映画やドラマでは大金を持ち運ぶ際のツールとしてジュラルミンケースを
使用するシーンが目に浮かびますが、それ以外であまり見ることが無いこやつ。
何故か名前だけ知ってるジュラルミンって、実はアルミ合金の種類の事なんです。
ジュラルミンケースが有名過ぎてあまり認識されていませんが、
ジュラルミンは切削加工がしやすいので、意外といっぱい使われてるんです。
しかもこのジュラルミン、配合に応じて番手があり、ジュラルミンに始まり
超ジュラルミン、超々ジュラルミンとわかりやすーいネーミングがされています。
何に使われてるの?
ジュラルミンは軽く、丈夫で、錆びにくく、切削加工性に富んでいるのですが
溶接が難しく込み入った形状の製品が少ない特徴があります。
ジュラルミンケース以外では金属バットやヨーヨー、建築用のサッシ、俗にいうアルミ缶などにも
ジュラルミンが使用されています。
ジュラルミンバット、ジュラルミンヨーヨー、ジュラルミンサッシ。
ジュラルミンケース=現金のイメージが強く結びつくので、言い方次第で何だかすっごく高級そうですね。
鉄道車両や航空機にもジュラルミンは採用されているそうなので、意外と周囲にあるんですね。
SUSケースなら作れます
ジュラルミンはアルミ合金でしたが、難削材ともいわれるSUSの加工は
エイチツー、実はめっちゃ得意なんです。
せっかくなら強度があるSUSで、ポンプに付帯する色んなものを製作してきましたが
ポンプ架台の製作はもちろん、浮上油の回収フロート(水面に浮かせるための浮き)もSUSで作れちゃいます。
浮上油の回収はもちろんですがSUS加工にお困りの方もご相談頂ければ案外お力になれるかもしれません。