FROM;長谷
先日は舛田がHONDAを取り上げ「市場リーダーに学ぼう」という事で連載が始まりました。
※「HONDAの起死回生」はコチラから→http://blog.eichitwo.com/?p=444
今回は、去年ついに名古屋にも上陸した家具製造販売世界最大の企業、「イケア」を取り上げたいと思います。
イングヴァル・カンプラードの物語
イングヴァル・カンプラードがイケアを創業したのは、彼が17歳の時。
当初は通信販売会社でしたが、5年後に家具の販売を始めます。
物語は、彼の車のトランクにテーブルが入らなかった時から始まります。
その時に友人から「テーブルの脚を切っちゃえば?」
と友人に言われたカンプラードの頭に、「家具を薄く小さく梱包する」というアイデアが生まれます。さらに、テーブルの販売価格の半分が輸送コストであることに気づきます。
ということは、組み立てを簡単に出来るよう設計し、具体的なマニュアルもつけ、顧客に最終的な組み立て作業を担ってもらえれば、コストを半減できるのではないか?
このひらめきが、イケアの大きな転機となります。
なぜ顧客は喜んで「わざわざ」組み立てるのか?
カンプラードは1976年、「The Testament of a Furniture Dealer」という本を書きます。
その本の中で、どこにも負けない驚異的な安さで家具を売るには
「シンプル化」が鍵だと何度も繰り返します。
ご存知の通り、イケアの商品は見栄えが良く、おしゃれです。コンセプトは「普段使いのスウェーデンの伝統」。
しかしおしゃれなだけではなく、
この会社には、商品価格を競合製品の半分未満-できれば1/3-に抑える、という経営方針があります。
なぜイケアの家具は低価格なのか?
その答えは輸送コストにあります。薄く小さく梱包(フラット・パック)された家具はメーカーから店舗への一度で輸送が終わります。
店舗から家庭へは、もちろん、購入した顧客自身が行い、組み立てます。
「このデザイン・クオリティの家具が」「この値段で」
ということの家具への究極のアプローチが、イケアだったわけです。
イケアの躍進は価格だけだったのか?
もしイケアの魅力が価格だけだったなら、顧客ははるかに少なかったと言われます。イケアの顧客は若い夫婦はもちろん、裕福な層もかなりを占めると言われます。
なぜお金に余裕のある顧客までイケアに殺到するのか?その秘密は店舗にあります。
イケアは顧客に色々頼み事をする(組み立て・輸送)をしますが、その大きな見返りが―普通の家具店では経験できないメリット―があります。
まず、イケアは超大型店舗しか作りません。
それは「ここに来ればなんでもある」という利便性があります。
家族が一日楽しめる(キッズスペースも託児所もある、おしゃれなレストランもある)場所でもあります。
そして大半の家具はすぐに持ち帰ることが出来るので、配達されるまで待つ必要がありません。
多くの顧客は、こうしたメリットでデメリットが相殺されているのです。
実はエイチツーにもそんな経験が・・・
以上はIKEAの快進撃でしたが、実はエイチツーにも
「シンプル化」し、低価格を実現した製品があります。それが・・・
浮上油回収ポンプスキマー H-FR型です。
この製品は競合の半分以下の価格で販売している、競争力のある商品です。
なぜ低価格に出来るのか?
それはイケアと同じく「余計な部分は削り、必要な部分を残す」ことに特化した為です。
全国の排水ピットなどで油や浮上スラッジの回収で活躍しています。
「IKEAと重ねるのは如何なものか」というお声も含め、お問い合わせお待ちしております!
【浮上回収スキマーの詳細はコチラ】