FROM,中島
先日新潟県への出張帰り、地平線まで続く田園を眺めながら
ふと気になったことがあります。
「一人当たり田んぼ何㎡分を年間消費しているんだろう」
細かくなりますが計算してみる事にしました。
茶碗一杯3250粒
さて、どうやって計算しようかとまずは下調べしたところ
「おいしいごはんを食べよう県民運動推進協議会」という団体があるようで
そちらに詳しく記載されていたので参考にさせて頂きます。
お茶わん1杯はお米の量にして約65g、
お米の重さは1粒が0.02gぐらいとのこと・・・
ごはん1杯には、約3250粒のお米があると考えて良さそうです。
では、この3250粒のお米はどのくらいの広さの田んぼがあればできるのでしょうか。
秋田県の平成17年のデータを参考に更に細かく数字を割り込んでいきましょう。
はい、ドドンッ!
1株当たりの穂数22.25本
1穂当たりのもみ数71.2粒
千もみあたり収量18.5g
1平米当たり全もみ数約3万1700粒
なので・・・
1株1584粒
1穂当たりのもみ数71.2粒×1株22.25本の穂=1株当たり1584粒
とりあえず田んぼに大量に穂を垂らす稲の2株強でやっと茶碗一杯になりそうですね。
ふー。途方もないですね。では本題行きますね。
農林水産省の平成29年度のデータから全国平均で534kg/1000㎡の米が収穫できたそうです。
これは精米前の玄米の重量なので、精米するとおよそ10%減り、
精米後には1000㎡あたり約480kg程度の米となる計算になります。
消費と供給のふたつの統計値の間を取って割り込んだ1人が1年間で食べるお米の量は52.7kg。
およそ110㎡で収穫できることになります。
110㎡ってどれくらい?
110平方メートルと言われてもあまりピンときませんが、
大体電車一車両くらいをイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。
ん~。そりゃ、田んぼが広いわけですね。
そういえば先日そんなお米が進む、ごはんのお供を移送したので
その動画を是非ご覧ください。
ごはんの消費量が上がりそうな、なめたけの移送テスト動画はコチラ