部下が情緒不安定

FROM,中島

 

出張から帰った次の日の朝。

デスクトップを起動してコーヒーを片手にまずはメールチェック。

「おー、たくさん受信してるな~」と確認作業をしていたのですが

部下からの報告メールに添付されたデータのタイトルが

どう見ても情緒不安定だったんです。

どのようにケアしたらいいんでしょうか・・・

 

部下が情緒不安定

 

そのメールは先日私から依頼した資料が完成し、チェックを要請する内容でした。

ただ、添付されたパワーポイントのデータのタイトルが少し変だったんです。

それがこちらです。

ピンク!?ピンクチラシ!?え!?ピンクチラシってなに!?

もうやだ!?

もう嫌だ!?

 

あぁ、やってしまった・・・私は完全に部下のマネジメントをミスったのだ。

添付ファイルのタイトルの情緒が不安定すぎる。

これを送ってきたのは、オフィスでは隣の席で一緒にパソコンをカチャカチャ、

組付け室では一緒に組付けや出荷作業を行ったりと、普段からかなり近い距離で行動を共にする現場系ギャルのまがたでした。

これは、普段嫌な顔一つせず真面目に業務に取り組む彼女が、私に向けた最後のSOSに違いない。

きっと辛い思いをさせてしまっていたんだ・・・

私は恐る恐るこのメールの真意を尋ねる事にしました。

 

真相やいかに

 

このメールを受け、表に出さないだけで随分追い込んでしまったのだろうと

別室での緊急面談を実施することにしました。

「ちょっといい~?」と別室に誘った際にも「え!何ですか!行きます!行きます!」と

いつもの健気な様子で明るく返事をした彼女を見て、更に憂いが募ります。

「あの・・・メールの件なんだけど・・・」

彼女は全てを語ってくれました。

何でも、昨日任された資料が完成し、保存してメールを送って帰ろうとしたところ

どうやってもデータの保存が出来ないという事象に見舞われたようです。

そして、万策尽きて添付ファイルのタイトルを変えて保存という謎の方法を試しはじめ

最初はタイトル①、タイトルあああああ、タイトルaと試していたけど

全然保存されず、終いには「おなか減った」「髪切りたい」「ドラマ観る」と

頭に浮かんだ事をタイトルの後に付けて保存を試みているうちに

「ピンクチラシ」と「もうやだ」が何故か保存できてそのまま送ったのだとか。

ちょ・・・。と、どこかで安心しながら怒る私をみて、腹を抱えて笑っておりました。

本件、私の杞憂だったようで何よりです。

 

心配事なら

 

事なきを得て安堵し、もういっその事メルマガにしてやろうと思い立った所存です。

因みにピンクチラシは資料のデザインがピンク色だった為付けたタイトルだったようです。

とにかく、大切な部下をひとり失うかとヒヤヒヤしましたが、変に勘繰らずに直接きいて正解でした。

何でも心配事は早く取り掛かるに越したことはないですよね。

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