致死量にご注意

FROM,中島

 

「水を飲むな!!」

 

一昔前までは当たり前にそう指導されていたことが嘘だったかのように

今では熱中症対策に水分補給を推奨されています。

もちろん水分補給は大切ですが、そんなお水も過剰摂取による

致死量の設定がある事をご存じでしょうか?

 

水を飲むな!

 

平成初期の生まれの私ですが、ギリギリ水を飲んではいけない風潮がありました。

怖い先輩のガヤを横目に、灼熱のグラウンドを駆けながら思う。

もう一周、、、もう一周走ったら、グラウンドの隅の蛇口を思いっきりひねって

冷たい水道水を頭からかぶって、、、それから、浴びるように水を飲むんだ!

猛暑に加え、口渇、恐怖に耐えながら走った記憶は

経験したことがあれば、その経験は脳裏に深く焼き付いていることと存じます。

そんな貴重だった水も、今では飲め飲めと推奨されるようになって、

あの時の根性論は何だったんだ。と少し呆れますが、

水は短期間に大量に摂取すると(体格などによって様々ですが体重の約4%が必要量とされる)

水中毒と呼ばれる症状を引き起こし、血中のナトリウム濃度が低下することで

最悪死に至るケースがあるとされています。

あくまで目安ですが、平均的な体重の日本人が1日に6Lの水を摂取すると

水中毒に罹患する可能性がある。とされています。

 

身近な致死量

 

下記には毒物とされていない身近なもので

大量摂取で生命の危機がある可能性のあるものをお伝えします。

 

・コーヒー(カフェイン):体重70㎏の人が70杯程摂取すると急性カフェイン中毒の可能性あり。

・塩(ナトリウム):一度に240gの塩を摂取で高ナトリウム血症になる可能性あり。

・チョコレート(テオブロミン):1000㎎/kgの摂取する。チョコレート85枚分。

・サクランボの種(青酸):多量摂取で体内物質と結合し、酸素の供給が出来なくなる。

・音:185㏈以上の音で肺が破裂する危険がある。

・発熱:42℃でタンパク質の変性がスタートし、命の危険に。

 

こんな摂取できないよ!という量ばかりですが、

何でも「適度」であることが大切ですね。

とはいえ、くれぐれも多量摂取にはご注意ください。

 

ここで豆知識

 

先ほども紹介した発熱が42℃になると超危険という目安ですが

基本的に体は41.5℃以上にはならないような仕組みになっているので

40℃に熱があがる前に医療機関の受診をお勧めします。

ちなみに42℃が人間の生命維持の限界値なので、

体温計が42℃までしか目盛りが無いのはそのためです。

人間では42℃が限界ですが、95℃の水中でもガンガン稼働する

耐熱水中ポンプJCVHシリーズをご紹介して本日は失礼いたします。