FROM,中島
何があった。というわけではないんです。
でも、どうも気分が乗らない。集中できない。
そんな日々が続いてたある日、専務が僕のデスクまで来てこんな事を言いました。
「遠く、行こっか!」
遠くへ行こう!
数日前から何となく元気がない事に気付いていた私の上司の長谷(専務)は
私の元にやってきて、「最近、中ちゃんと遠く行ってないね!遠く、行こっか!」と
唐突な提案を持ち掛けてきました。
一泊の日程だけ押さえ、「あとはやっとくから!」と専務。
迎えた当日、実はその計らいを受けた瞬間に既に元気になっていた私ですが、
黙って助手席に乗り込みます。
行先は知らされないまま、名古屋から2~3時間、着いたのはお寺でした。
所定の駐車場に停め、想定外の目的地に戸惑う私に専務から一言。
「よっしゃ、修行すっか!」
到着したのは日本でも有数の規模感を誇る永平寺。
全国から修行僧が集まる程、由緒あるお寺です。
そこで突如として始まる専務との修行!修行!修行!
まずはお堂で座禅を体験。
心を落ち着かせ座禅を組みます。
因みにあの「ペチーン!」ってやつ、あれは眠いとか雑念に阻まれ心がまとまらない時に
挙手すると頂けるとの事で、私も長谷も開始1分で頂きました。
精進料理を頂き、この日は早めに就寝。
だって、朝の御勤めがありますから。
早朝?AM3:30に目覚ましをかけ、お勤めに向かいます。
夢と現実の狭間で何とか写真だけは、と意地で撮影した写真↓
数百段にも及ぶ階段を上り、本堂にて朝の御勤めに参加させて頂き、
いつもは確実に寝ているであろう時間に精進料理を頂いて
午前中には出社できる程の充実っぷりです。
どうだったの?
元気のない部下に上司が突如として敢行した「修行企画」
結局のところ過酷めな体験をして、どう感じたのか。
寺を後にする我々の心は、これまでにない程澄み切っていました。
宗教上の問題もあると思うので深くは触れませんが、
座禅体験や精進料理、とてもいい経験だったので元気のない時や集中できない時にオススメです。
座禅しながら考えていたのはこんな案件でした。