ロサンゼルス出張(黒人にカツアゲされる編)

From:長谷

 

先週のメルマガ「ロサンゼルス出張:観光編」の続き、

 

「黒人にカツアゲされる編」をお送りします。

 

キラキラした街並みや西海岸の開放的な雰囲気をお伝え出来た前回ですが、

その「明るいパッケージングされたアメリカ」とは真逆の、

「リアルアメリカ」をお伝えします。

 

※前回の「観光編」を見ていない方はコチラ

 

 

事件はハリウッドで起きた

 

 

L.Aと言えば、ビバリーヒルズや名門スタジアム「ドジャースタジアム」など、

様々な観光名所がありますが、我々にあるフリータイムは1日。

 

全てを見る事は諦め、ハリウッドを中心に観光する事に決めていました。

 

ハリウッドと言えば、写真の超有名な「ハリウッドサイン」ですよね。

※ちなみにこれはカツアゲされた後に撮影。

 

そして更に有名な「TCLチャイニーズシアター」。

ここは、

ハリウッド・スターを含む、200人以上の有名人や有名キャラクターのサイン、

手形、足形などのブロックタイルが敷き詰められた道があります。

 

我々の目的はこの道に埋め込まれた

・アーノルドシュワルツェネッガー(コマンド―最高ですよね)

・ブラッドピット(セブン最高です)

・レオナルドディカプリオ(ブラッドダイヤモンド最近見ました)

・トムハンクス(フォレスト・ガンプはmy favoriteです)

・マッドデイモン(グッド・ウィル・ハンティング最高でした)

 

の手形に、自身の手を合わせ、

今後一生手を洗わない、という誓いを立てる予定でした。

 

 

突然話しかけられる滝川

 

そんなハリウッドの駐車場に車を停め、

ワクワクしながらTCLチャイニーズシアターへ行く道中の交差点で、事件は起こりました。

 

赤信号を交差点で待っていると、突然滝川が黒人に話しかけられました。

 

どうやら観光客のようで、

「自分の写真を撮ってくれないか」と言われたようです。

 

滝川も良い奴なので、即答でOK、

黒人のスマホを預かり、

(なぜか)適当な店の前で自分を撮らせています。

 

一通り撮影が終わると、

 

「実は俺、有名人なんだ、知ってる?」

「上海シャークスっていうチームの、バスケットプレイヤーなんだぜ!」

 

と言うので、すげえ~!!と二人で驚いていると、

スマホ内の上海シャークス(っぽい)ユニフォームを着た彼が、

バスケットボールを持ちながらニッコリ微笑んでいます。

 

いや~やっぱハリウッドはすげえ~!!

こんなにすぐに有名人に会えちまったよ!

 

私と滝川はもう興奮も最高潮です。

 

すると更にその黒人は、スッとCDを取り出し、

 

「ここに俺のプレーが全て詰まってる」

「サインしてやろうか?」

 

と言われ、私と滝川はもちろんYES!と回答、

 

「君たちの名前を教えてくれ、何なら、このCDに書いてくれ!

 

と言うので、黒のマッキーで自分の名前を記入します。

 

そうこうしているうちに、

どこからともなく、やや背の低い黒人が現れ、

 

「俺はコイツのマネージャーなんだ」

 

と言い出します。

しかも、

 

「俺はラッパーでもあるんだ。ほら、これ俺の楽曲だよ」

 

と彼が映ったスポティファイを見せられ、更に大興奮の私達。

すげえすげえとハリウッドの交差点で大はしゃぎしていました。

 

 

急に空気が変わる

 

すると突然、

 

「俺は沖縄の米軍基地産まれなんだ、しかも母親は京都の人さ」

と言われ、何か縁を感じる長谷&滝川。

 

「でさ、実は、母親が癌になっちまって」

 

えっ、癌!

 

「寄付してくれないかな?20ドルで良いんだけど」

 

この時点で、完全に舞い上がっている私達は、何も考えずに

 

「それは本当に大変だね」

と添えて、20ドルを渡します。

 

「いや、a1#%&”)”‘#」

 

と、全く聞き取れない英語を言われ、

「もっともっと」のようなジェスチャーをするので、

20ドルは聞き間違いカナ?と思った私は、何の疑いも無く

 

20ドル、更に20ドルを渡します。

 

更に、

 

「Blue・・・#$’)(#ws」

 

と言うので、「Blue」だけ聞き取れた私は、

「ブルー?ブルーってなに?」と聞き返しますがやはり英語が理解できません。

 

あっ、100ドルのことね!!(100ドル紙幣が青い)

 

と思い当たった私は、流石にもう鬱陶しいので

「これで最後ね!」

 

と100ドルを渡します。

 

このあたりから、その黒人たちは交差点から少し建物にジリジリと私達を追い込み、

何かを早口でまくしたてます(全く聞き取れない)

 

「本当にこれで最後ね!!」

と更に100ドルを渡し、以下同文・・・

 

結局、100ドル札3枚と20ドル札3枚を渡した時点で、

私は「これってカツアゲじゃね?」と気づきます。

 

滝川に日本語で、「これ、カツアゲってか詐欺だから、逃げよう!」

と言い二人でダッシュ。

 

デカい黒人二人に

「Hey!!Hey!!」

とずっと追いかけられ、ハリウッドを正に映画のように逃げ回る私達。

 

本当にどこまでも追いかけてくるので、

めちゃくちゃ怖くなる私達。

 

綺麗で大きめの土産屋を見つけ、この中までは追ってこないだろう、

と思い滑り込みます。

 

流石に黒人二人も店内までは入ってこず、

私達のリアルアメリカは、約5万円の損害で終わりました・・・

 

 

いや、

損害じゃないですね。

 

 

「危機意識をしっかり持つ」

という学びと、

 

 

謎のCDをゲット出来たんだから・・・

 

 

■「CDが欲しい!」という方、カツアゲされた長谷と滝川へのエールはコチラ!