FROM:長谷
お客さんから、
「こんな流体を移送したいんだよね」
と言われ、
例えばそれが高粘度流体だったり、
腐食性液だったり、
高温だったりすると、
我々専門家の「腕の見せ所」になります。
お客さんの予算範囲内で、
出来るだけ要望に応えれるような提案が出来るか、
それが受注/失注の分かれ目になります。
当然、
ポンプに関する知識は必要ですし、
使用環境や付随する知識(配管やエア圧、電気のことなど)も
必要になるので、
ポンプメーカーの営業が一人前になるには、
数年かかるのが一般的かと思います。
そんな複雑な知識が要求される「ポンプ選定」を、
AIにお願いしたら、どうなると思いますか?
専門家(私)から見て、
その選定は本当に正しいのか、
検証してみました。
「硫酸を移送するのに最適なポンプは?」
まずは簡単な質問から。
「硫酸を移送するのに最適なポンプは?」という質問に、ChatGPTは何と答えるのでしょうか?
えっ、
けっこう的を得ています・・・
そして最後には、
更に選定をする為に「詳細情報」が欲しいと言ってきました。
その要求している情報も、かなり選定においてはマストかつ必要充分です。
というか、
既にメーカー名も出されています。
イワキさん、ヤマダさん(ヤマダコーポレーションさん)などが
AIによってとりあえず提案されています。
さらに、詳細情報として、かなり厳しい条件を出してみました。
かなり厳しい使用条件を提示
硫酸の濃度や温度でけっこう厳しめの条件を打ち込むと、
オールPTFEもしくはフッ素ライニングのマグネットポンプが提案されました。
すごい・・・けっこう良い線突いてる・・・
70℃対応は要確認ですが、私でもマグネットポンプのPTFE(もしくはPVDF)で
提案するだろうな、と思った案件です。
さらには、
超具体的にメーカー名と型式まで出てきました。
私の第一希望はイワキさんでしたが、
タクミナさんなどの候補でも、全然的を外していない感じです。
もちろん、
本当の案件で提案するのであれば、
メーカーへの確認は必須かと思いますが、
何よりもAIにより「どのメーカーに相談しようか」というのが
絞り込めれる感じです。
今後、AIに選んでもらえるかが、キーになる?
やはりAIは便利だな、と思う一方、
今後どんどん使用され、メジャーになっていくにつれて、
「AIに推奨されるメーカー」になるには
どうしたら良いのか?
という、人間とAIの本末転倒な関係が嫌でも構築されそうですよね。
上記のような問答で、
「あなたに推奨するメーカーはエイチツーです」
と言われる事にWEBマーケティングチームは
心血を注ぎそうな予感です。
ちなみに、「高温用水中ポンプ」について
をAIに聞いてみると、
大手メーカーを抑えてエイチツーが選ばれていました。
「やったぜ!」と思う一方、
AI時代の到来とその対応に、複雑な気持ちを隠せない私です。。。
ちなみに
AIに選ばれたエイチツーの
耐熱水中ポンプは下記クリックで詳細へ飛びます!
https://www.eichitwo.com/?page_id=3233