FROM:長谷
「移動距離と成長は比例する」
という説を聞いたことがあるだろうか?
私はこの説を聞いた時、
「ずいぶん強引な主張だな」と感じ、一蹴した覚えがある。
実際、
海外旅行をしているだけで
「私、成長してる!」系のキラキラ人種や、
「多様な文化を学べるから海外旅行は良い!」と言う人物を深堀すると
1週間くらい観光旅行しただけで、成長した気になっている。
墳飯モノである。
旅行会社が考えた巧妙なマーケティングにすら感じる言葉である。
私のこの「違和感」、というよりは、
より発達した
「嫌悪感」
は、恐らく、自分自身が旅行好きで、
未知のモノへの出会いが大好きな人種であるからこそ感じる、
同族嫌悪、に近いモノであるとも理解している。
そんな私だが、
「確かに、移動距離と成長は比例するかも」
と思うに至った経緯を紹介したい。
成長したな~って思う時
「移動距離と成長は比例する」という説について、
逆に、「自分、成長したな~」と思う場面やキッカケを思い出してみたい。
・起業した事で成長した
・結婚した事で成長した
・子供が生まれた事で成長した
・部下が出来て成長した
このあたりは、大きな成長のキッカケとして、わかりやすいのではないだろうか。
それ以外にも、
・お客さんに怒られて、それを二度とやらないと誓う事で成長した
・良いマーケティングの本を読んで実践する事で成長した
・会社の売上を上げるために目標を決め、それに対して邁進する事で成長した
など、
ざっと考えただけでも、私の成長と移動距離はあまり関係が無さそうである。
移動距離は成長と比例する
それでも、私が「移動距離と成長は比例する」かも?と思ったエピソードをご紹介したい。
弊社には元気な若手がたくさんいるが、そのうち、
滝川は「アメリカで仕事がしたい!エイチツーカリフォルニア支店を作りたい!」
と私に夢を語り、1年で800時間以上も営業を勉強する日々を過ごしていた。
今はグローバル事業として私も参加し、カリフォルニア支店開設の夢を追い続けている。
藤川は「地元の大阪で仕事がしたいっす!大阪支店作りたいです!」
と言うので、具体的な利益目標を提示し、それを達成できれば大阪支店の初代所長になるだろう。
彼も目標に対して日々、努力をしている。
三苫は、
「俺、社長になりたいっす!」と夢を語り、
エイチツーの子会社として、その会社の社長になれるよう、
毎日営業を頑張っている。
私の目から見ても、
1年前の彼らと今の彼らを比べると確実に成長していると感じている。
要するに、
「移動距離と成長は比例する」というのは、
「精神的な移動距離」の事ではないだろうか?















