その色、日本だけ?世界共通?

From,山田

 

先日、仕事でデータを確認していたとき、「この部分はスミレ色で。ここは桜色で#fef4f4のカラーコードで。」と、色指定の指示が入っていたんですね。

そのとき、ふと考えました。

 

この色って、日本だけで通じる感覚なのだろうか。

海外の人が見ても、同じ色のイメージになるのだろうか。

 

そこから少し気になり、色の表現について少し深堀ってみました。

 

日本っぽい色名ランキング(独断です)

 

いわゆる「和色」といわれる色で有名なものを挙げてみました。

 

① 桜色
→ 冒頭に出てきた「桜色」。日本の春といえば桜!桜色といえば誰もが同じ色を連想するのではないでしょうか。昔から日本で親しまれてきた山桜の花の色に由来します。

 

② 藍色
→ 植物である藍に由来する色で、青色染料として使われた最古の染料の1つ。実は藍色の種類はなんと48色も存在すると言われています。

 

③ 萌黄色
→ 「新芽の色」を名前にする繊細さが日本っぽい。平安時代では若者向けの色として好まれていたそうです。

 

④ 浅葱色
→ 薄い葱の葉の色に由来。こちらも平安時代にはその名があった古くからの伝統の色です。

 

⑤ 抹茶色
→ 茶の文化とともに育った日本の伝統色の1つで、千利休にちなんで「利休色」とも呼ばれるそうです。

 

どんな色かすぐに頭に浮かびましたか?

ちなみに私は、萌黄色、浅葱色が「どんな色だっけ?」となり、すぐには出てきませんでした。

新芽の色とか葱の葉の色とか、独特の表現ですよね。

 

海外だとちょっと通じにくい和色

 

そんな独特の表現の多い「和色」、直訳できてもニュアンスが伝わりにくいですよね。

● 桜色
→ 英語だと「ライトピンク」あたりになるんでしょうか? 日本人の「桜色」に対する情緒的な部分が伝わらないですよね。

● 若草色
→ 直訳できても「どの草?」って感じじゃないですか?

● 山吹色
→ そもそも山吹の花という植物自体が知られていません。

● 萌黄色
→ 「芽吹きの瞬間」の色に名前を付ける文化はおそらく海外にはないですよね。

 

どの色も口頭では何とも説明し難い色合いです。

 

海外の色

 

逆に、その色を見ると、特定の国・文化・歴史が強く連想される色ってありませんか?

例えば、

・ロイヤルブルー

→ヨーロッパ王室、格式、権威を象徴する色。

 

・ テラコッタ
→ 地中海建築や、焼いた土の文化と結びついた色。

 

・マリーゴールドオレンジ
→ インドの宗教や祭礼文化を象徴する色。

 

・シャウエンブルー
→ モロッコ・シェフシャウエンの街並みそのものを象徴する青。

 

色とともに国の名前や景色が頭に浮かんできませんか?

 

こうやってみると、日本は季節・自然・移ろいを色にする、海外は歴史・宗教・建築・権威に関する色の名前、という傾向が見えてきました。

色は単なる見た目ではなく、その国の価値観の積み重ねなのかもしれませんね。

 

色も粉体も「細かな違い」が大切

 

色が文化によって意味を変えるように、粉体も環境や条件によって最適な移送方法が変わります。

だからこそ、私たちは、一つひとつの条件を丁寧に見ることが結果として一番の近道になると考えています。

 

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