FROM:浜條
それは最初は「なんでだろう?」という感じでした。
正確には「どんな用事があるんだろう?」という気持ちでした。
というのも、某商社様より「エイチツーさんにお邪魔したい」という打診があり、
正直な話、とくに緊急でも、大きな仕事の引き合いでも無かったので「なんでそんなに来たがるのかな?」と思っていました。
とにかくその週は日程が埋まっていた為、日にちをずらして日程を合わせました。
はるばる東京から名古屋まで来ていただけるということでしたが、当日までその真意は不明のままでした。
それは打ち合わせの最後にやってきた
そして当日、弊社へ予定通り来社され、仕事の話も早々に終わったころ、お客さんの口から「仕事の話とは関係ないんですが・・・」と切り出されました。
お客さん「そういえばエイチツーさんは、Ⅰ型糖尿病の支援をされていますよね」
浜條「ええ、ええ。よくご存じですね」
お客さん「たまたま読んだ流体技術マガジンで書いてありまして」
浜條「はい。そうなんです」
お客さん「あれは一体どういうキッカケで支援されているのですか?」
浜條「あれは長谷がたまたま読んだ村上龍の小説がキッカケですね。」
一通りⅠ型糖尿病への支援について話すと(なんでこんな話を聞いてくるんだろう?)、
「実は私の息子がⅠ型糖尿病なんです」
とお客さんが話し始めました。
まだ6歳にもならない息子が発症した事、息子が毎日インスリン注射を打つ姿がとても辛い、世間の理解がほとんどなく偏見にさらされる事、将来への不安、そんな中、本当にたまたま読んだ流体技術マガジンに「Ⅰ型糖尿病患者支援団体へのインタビュー&寄付」を読んでとても感動した事、マガジンを持ち帰り、奥様にも見せ感動してもらったこと、などを話されました。
私もその話を聞いた直後は言葉も出ず、ただ相槌を打つだけでしたが
「今日は実はそのお礼を言いたくてお伺いしたんです。」
とまで言って頂き、ほんと色々あったけど起業して良かったなあ、と夜はハイボール(濃いめ)でしっぽりでした。
実は寄付・社会貢献も真剣にやる会社なんです。
普段は長谷がかめはめ波を打ってみたり↓
定例会議を仮装してやってみたり↓
そんな会社ですが、虐待防止団体やⅠ型糖尿病患者への支援をしています。
皆さんからの売上が、難病に苦しむ子供達や虐待に苦しむ子供たちを少しだけ支えることになっています。
これからも、誰かの心を動かせるような仕事を続けたいと思います。