FROM,中島
例にもよって唐突ですが、この世にはとんでもない海老が存在します。
深海生物は未だに詳細が分かっていない生命体も多い中で
俗にいう指パッチンで外敵を気絶させる海老がいます。
その名も鉄砲海老。
彼らは自身の手だけで、しばしばポンプのトラブルとなる‘‘あの現象‘‘を巻き起こすことが出来るのです。
小さくても・・・
よく昆虫で例えたりしますが、私たち人間よりはるかに小さいながらも
驚くべき身体能力を持っている生物は多く存在します。
例えばノミは人間のサイズにすると高層ビルを飛び越えるほどの脚力があったり、
嫌われ者のあいつは新幹線より早いだとか、アリに至っては1.5tのトラックを軽々運ぶことが出来る等、
人間サイズなら・・・といった論争がしばしば行われます。
今回の海老もその類ですが、人にもできない事を身一つでやってのけるのです。
そんなすげえやつが一体何をするかと言いますと・・・
繰り出すはキャビテーション
ベルヌーイの定理にもありますが、流速が増加すると圧力が低下し、
キャビテーションはその圧力低下が液体の飽和蒸気圧まで下がると発生します。
ポンプでいうところの高速回転させたインペラ部分(もしくはポンプケーシング部)にて流速が最速に達します。
圧力が一番低くなる箇所でキャビテーションが発生し、トラブルの原因となるのですが
ポンプのインペラと言えば電動のモーターで超高速回転を行い、ケーシング内の流体を移送します。
そのインペラと同じレベルでこの鉄砲海老のハサミは動くという事になります。
機械以外でキャビテーションを発生させることが出来るなんて驚きです。
普段はひっそり海底に住み、外敵が来た際にパチンっと一発、
キャビテーションという名の衝撃波を生み出し、相手を気絶させます。
ちなみにこの時発生する泡の温度は4000℃というから更に驚きです。
その他の海の生物、モンハナシャコも強力なパンチを放つのですが、その際にも早すぎて
キャビテーション起こすと言われています。
すげえ奴ら
小さいからといって侮るなかれな彼らですが、決して大きな会社ではない弊社も
そんなすげぇ奴らになれるよう、すげえ高温だったり、すげえ粘度だったりする流体の移送は得意です。
設計~施工も行うので、すげえ評価して頂くこともしばしば。
ユーザー様より将来的な希望も含めヒヤリングを行い、ご満足頂いた事例を紹介します。
まいったなぁ・・・と、すげえ困る前に、よかったら一声お声かけ下さい。