FROM,舛田
2022年2月22日。
にゃーにゃ―(2がいっぱいあるから)で、猫の日だそうです。
そんな折、ずっと共有したかったある論文のお話があり、まだかまだかと待ちに待った待望の猫の日。
やっとこのお話が出来ます。
猫は液体なのかもしれない
これは、そんな証明をしたある男の物語。
イグ・ノーベル賞
突然ですが、皆様はイグ・ノーベル賞というものをご存じですか?
「人々を笑わせ、考えさせた研究」に与えられる賞として、ある科学雑誌が創設した賞で
本家ノーベル賞をもじったとはいえ、書類選考はノーベル賞受賞者を含むハーバード大学やマサチューセッツ工科大学の教授ら
複数の選考委員会の審査を経て行われるなど、かなりちゃんとした賞です。
そして、「猫は個体と液体、両方になりうるか?」としたテーマでフランスの研究者ファルダン氏が2017年のイグノーベル物理学賞を受賞しました。
そもそも、猫が液体?と常識の遥か彼方を行く説ですが、その論文はもしかして本当に猫は液体かも。と
考えを覆される論文だったのです。
レオロジー的に猫は液体?
液体の定義は「体積は一定だが容器の形に合わせて変化するもの」とされいていますが、
ファルダン氏いわく、猫は箱やガラス瓶、カゴ、ワイングラスなど、様々な形状の容器にピッタリと入り、
その形を容器に合わせて自在に変えることから「猫=高粘度の液体」と定義できる、との事。
レオロジー(流動学)では、力が加えられた状態で材料がどのように流動し変形するかを前提とすると
熱を加えられて流れるガラスや、アスファルトのように力が加わって形状を変える猫は液体だと確かに定義できますね。
論文の中では、様々な形に変形した猫の写真と共に、その変形具合や動きの様子が詳細に述べられ、
猫が液体の定義に適っている事が淡々と証明されています。
ユーモラスなイグノーベル賞は他にも沢山面白い賞がありますので、お時間がある時は過去の受賞歴を眺めてみて下さい。
猫は、液体かはたまた固体か。
不確実な要素がこの世にまた一つ生まれました。
猫を移送したい
倫理観を全て取っ払った猟奇的発想ですが、猫が高粘度流体ならきっと移送できるはず。
もちろんそんなことを実験しようとは思いませんが(実は無類の猫好き)、高粘度流体の移送なら
エイチツーの得意分野です。
理論上100万cpまで移送可能な一軸ねじポンプや、サニタリー性に富んだロータリーローブポンプ、
ドラム缶や一斗缶からの高粘度流体移送が容易な高粘度ハンディドラムポンプ等、
猫の移送は絶対NGですが、高粘度流体の移送でお困りなら一度ご相談頂けますと幸いです。
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