ニオイを嗅ぐお仕事

FROM,中島

 

シックスセンスという映画がありますね。

私が大好きな映画なのですが、人間に備わった五感に次ぐ特殊な第六の感覚を

題材にしたエピソードです。

五感といえば、視覚・味覚・触覚・聴覚そして嗅覚。

そんな嗅覚を存分に発揮するお仕事があることをご存じでしょうか?

その名も、臭気判定士。

 

臭気判定士ってなに?

 

聞きなれないお仕事ですが、国家資格でもあるこの臭気判定士。

ニッチなポンプばかり取り扱っているためか、こういうニッチな資格には

ついついそそられるものがります。

18歳以上であれば性別問わず受験可能で、受験資格は年齢だけ。

専門職でありながら学歴や実務経験を問わないところが魅力的です。

そんな臭気判定士になるには年に一度試験で試験内容は筆記と嗅覚調査の

2つをクリアしなければなりません。

悪臭苦情を解決するために工場・事業所からのにおいを測定するのが主な仕事となります。

 

需要はあるの?

 

主に自治体からの依頼で全国で12,000件(令和元年度苦情件数)以上も発生している

「においを判断するなら機械があるじゃん。」と思った方、

私もそう思ったのですが、なんと分析機器で測るより、

人間の嗅覚で測定する嗅覚測定法が国際的にも主流となんだとか。

また最近では脱臭装置の効果判定や工場の環境管理などにも活用されています。

なので需要はしっかりあるようですね。

もともとこの資格にたどり着いたのは、街中で通り過ぎた美女が振りまく香水の

ブランドを当てたらカッコいいかも。という、いたって不純な動機でしたが

調べてみたら意外と我々のような生産業系には密な資格でした。

なんかカッコいいので、受験を本気で考えているのはここだけのお話。

 

臭いの原因回収します!

 

以前、エイチツーでは造幣局にも使われる印刷機械の製造工場さんから

クーラントシステムでのアルミの削り出しで出る削りカスを含む浮上油の処理について

ご相談を受けたことがあります。

クーラント加工液というのは簡単に言うと微生物によって腐り、その際に臭いが発生します。

苦情の原因ともなるのでそのピットに浮いた浮上油を回収するスキームとして

下記のような狭小ピットでも使用できる装置で回収しました。

臭気判定士に「こりゃ、臭いですよ!」と判定される前に

狭小ピットの浮上油回収はエイチツーに是非ご相談ください。

納入事例|ADD型|狭小ピットの浮上油回収(高温)