FROM,中島
先日、地熱発電の掘削現場から噴出する大量の蒸気に
【ヒ素】が混入していることが判明したニュースがありました。
ヒ素の混入した事案は過去にも非常に多く、
ヒ素、と聞くと「うわ、マジかよ。ヤバいじゃん。」となりがちですが
そういえばヒ素って見た事も感じた事もないんですよね。
おまけに、どんな姿をしてるかもいまいちピンときません。
ということで、今回は巷を騒がすヒ素とは一体何なのか、調査してみました。
すいへーりーべー
と、きたら、次に来るのは「ぼくのふね」ですかね。
地域によって多少の語呂合わせ違いがある、元素記号。
地球にある万物がこの元素によって成り立ちます。
ヒ素はその元素のひとつで、元素番号33、Asと表記されます。
そんなヒ素は実は自然界に広く存在して、危険量でなければ
尿や便とともに排出されています。
どこにでもヒ素がある証拠と言っては何ですが、私たちが常に口にしている
水道水の水質基準項目(51項)の中にも「ヒ素及びその化合物が0.01mg/L以下でないといけない」
とわざわざ項目に設けられるほど、別にそこら辺に沢山ある元素なんです。
どうしてヤバいの?
あれ?ヒ素自然界にもあって、普段から摂取しちゃってるなら
大丈夫そうじゃん?とここまでで1つ疑問が浮かびます。
実は、ヒ素は有機ヒ素化合物/向きヒ素化合物の二種類に分かれて
ヒ素を含む物質として存在します。
そして、この「無機ヒ素化合物」こそが毒物として健康被害を及ぼします。
現段階では有機ヒ素化合物は無害で発がん性もない。と言われているくらい
【ヒ素】は一概に毒だ!といのは少しばかり安直ではあるものの
世の中で取りざたされているヒ素は無機ヒ素化合物によるものであることがほとんどのようです。
ヒ素だって役に立ってる
水銀やカドミウムなどの嫌われ元素に並ぶヒ素ですが
私たちの身の回りに医薬品や半導体として、時にはその特性を活かして
農薬や木材の防腐処理材としても役立っています。
悪いニュースばかりであまりいい印象のないヒ素も
取り扱い次第では我々の生活には欠かせない存在のようです。
少し話は逸れますが、取り扱い条件がシビアな流体の移送は
エイチツーの得意分野でもあります。
危険な流体や移送に際して洗浄性が欠かせない等、カスタムが必要になる等
柔軟にご対応可能です。
サニタリー性があり高粘度移送可能なポンプから
更に様々な仕様を盛り込んだ事例をご紹介して本日は失礼しようかと思います。