FROM:長谷
少し古いデータですが、世論調査と人材コンサルティングを手掛ける米ギャラップ社が、
世界各国の企業を対象に実施した従業員のエンゲージメント(仕事への熱意度)を調査した結果、
「日本は『熱意あふれる社員』の割合が6%しかない」
と発表しました。
いちおう、小さな会社のイチ経営者として、このデータへの所見をシェア出来ればと思います。
いったい「熱意が無い」ことの、何が問題なのでしょうか?
「熱意・やる気」という目に見えないモノ
大前提として、熱意ややる気は数値化出来ないと思っています。
クールな顔をしながらでも「今日は成功させる!」という熱意がある場合もありますし、
「やる気あります!」と元気よく言っていても営業中にサボっている人もいます。
他人に対して「この人はやる気がある/ない」は非常にわかりにくく厄介な目に見えないモノです。
その大前提をもとに、アメリカのこのデータは
私にはどうにも胡散臭く、いやらしいビジネスの臭いしかしません。
「エンゲージメントを上げるセミナー」や
「エンゲージメントコンサルタント」のような感じで、新しい指標を発明してそれをビジネスとしているように思えます。
熱意が無いとダメなのか?
エイチツーの例で言うと、やる気の有る無しは評価に組み込まれません。
仕事をする上での心理ベースとして、
・やる気がある状態(プラス)
・フラットな状態(フラット)
・やる気が無い状態(マイナス)
があるとしたら、常にフラットな状態を求められます。
弊社は流体のエンジニアリングを提案し、設計や施工工事も行い、お客様の求められるものを達成するのが仕事ですが、これはやる気があれば成功する仕事では無いからです。
経験上、フラットなメンタルが一番成功しやすいと思います。
では営業(セールス)という立場からすると、やる気はあった方が行動に移しやすいので、微妙に成績は上がると思いますが、それでも少しの上り幅だと思います。
それよりも、やる気があろうが無かろうが、正確にお客さんの欲しい物を提案出来る仕組みや製品、経験値が大切だと思っています。
やる気や熱意というのは不安定なモノです。
それに左右されるような営業や会社では、そもそも問題だ、と考えます。
フラットを目指す
いきなり「やる気出せ!熱意出せ!」と言われても出ないのがやる気です。
それよりも、社員の働きやすさを整えたり、給与などの報酬を各人の想いとギャップがないように話し合ったり、良い上司として話を聞ける状態にしておく、など、「フラットを目指す」のが大切じゃないでしょうか。
「やる気が無い」状態をなるべく作らない、というシフトをすれば、少しずつ会社の熱量が上がっていくのでは?と思っています。
ではエイチツーの社員は熱意が無いのか?
と言うと、話が矛盾しそうですが物凄い熱意です。
みんな自分の得意不得意を理解し、それぞれの役割を楽しそうに全うしています。
経営者としても、社員としても「全員で同じ方向を向いている」という感覚が、とても大切だなと感じます。
その為にはコミュニケーションが本当に大切で、
いまの会社の状況や課題、それぞれのセクションの状況や課題を、分け隔てなく相談でき、全体として同じ方向を向かせる舵取りが、経営者として大切な仕事だと思います。
120℃の熱い気持ち、任せて下さい
エイチツーの社員の熱意は何℃でしょうか?
ちなみに、今日紹介したいポンプは120℃までの液体を送液できます。
エアダイヤフラムポンプで120℃対応出来るのはなかなか無いので、大きなアドバンテージです。
今まで諦めていた
・高粘度
・高温
・サニタリー仕様
での送液は、是非エイチツーのサニタリーダイヤフラムポンプSBシリーズにお任せ下さい。