FROM,中島
先日徳島県への出張の際、道中でこんな標識を見かけました。
・・・「3.0%」?
傾斜を伝えた看板という事はわかるのですが
何故○○度の表記じゃないんだろう?
実は傾斜ではない「何か」を伝えようとしているのでは!?
自動車学校で勉強したはずですが、今一度確認しようと思います。
高速道路の警戒標識
18,19歳で自動車運転免許を取得して以来、実技経験ばかりが重なり
普段から使うような重要な標識以外はすっかり忘れ去ってしまいました。
今回の標識は警戒標識といい、この先の道路の注意喚起をしています。
高速道路のみならず、一般道にもある標識ですが、その存在理由を意外と知らないものもたくさんあるんです。
ひとまず冒頭にもあったこの標識ですが、傾斜を表している事は間違いありません。
今回これがなぜ○○度で表されていないかは残念ながら調べきることが出来ませんでしたが
まずは、三角に矢印の向いている方向を確認するとこの先の傾斜が登りか下りかがわかります。
更に、この%はこの地点から、100m先に走った時に何mの勾配がかかっているかがわかります。
この標識では三角で坂道、矢印で上を、そして7%は100m走ると7m上がるという意味を持ちます。
つまりこの%が大きい数字であるほど勾配がキツいという事になります。
そこら中にある標識ではありませんが知っておいて損はなさそうですね。
実は他にもいっぱい
先ほどの傾斜と少し似た標識にこういったものがあります。
R=210m
何かの公式のような表記ですが、こちらはこの先のカーブのアール(曲線半径)を
示しています。
この標識はR=210m、この先のカーブの半径が210mということなので、結構きつめのカーブであることがわかります。
また、高速道路でよく見かける鯉のぼりのようなこれ
「吹き流し」という名前がついていて、大体の風量を知らせているのですが
1つの指標として、真横になびいている時は風速10m/秒以上です。
この風速10m/秒は車が風に煽られるのを感じるのには十分な風の強さなので
この時はスピードや周囲に要注意ですね。
危険を察知!
高速道路に浮かぶ吹き流しにもちゃんと危険を報せる機構がありました。
ただフワフワなびいているだけではないんですね。
何事も早々に危険を察知することが出来れば、なにかと安心かと思い
エイチツーの流体制御にも「もしも」の事態に備えた機構(警報やリターン)で
安全面を重視した装置の製作も行っております。
こちらは大手自動車メーカー様から「安全」なバッテリー廃液の中和処理のお引き合いを頂いた事例となります。
実際の写真付きで見やすくまとめてあるのでよかったら是非ご覧ください。