FROM,中島
今年の10月に発表された奇想天外なニュースの顛末を
ずーっと気にしているのですが、中々最新情報が出ないので
一旦ここまで出ている情報を共有します。
もはや都市伝説級のこのニュースのタイトルは
「プラスチックがアイスクリームになる」です。
プラスチックがアイスクリームに?
一昔前のAIに自動作成させたメルマガみたいなタイトルですが
これは実際にロンドンのデザイナーとイギリスの研究者が協力して進めている試みです。
このデザイナーは「人々の食べ物に関する考え方」を変えたいという思いから
プラスチックを分解するバクテリアの研究を進める研究者の元に協力を要請したとのこと。
プラスチックを食べる、という現代の思考では何とも抵抗がありますが
近未来な発想を感じざるを得ません。
研究者チームの博士によると、
「これ用に特別に設計されたバクテリアは、プラスチックを分解し、モノマーと呼ばれる
構成要素にすればそれを様々なものに変える事が出来る」
と解説しています。
お味はいかに
プラスチックを原料としたアイスクリーム。
アイスクリームになる原理は置いといて、一体どんな味がするのでしょうか。
無機質な無味?それともバニラ?
プラスチックによってチョコやストロベリー味に?
大変気になるこのアイスの味ですが、このアイスが食べられるようになるまでには
大規模なテストを経る必要があり、実はまだ食べることはできません。
それまでは、「作品」として展示し、味ではありませんがタイトルはこう表記されています。
【Guilty Flavors(罪の味)】
「プラスチックを食べろとは無責任だ」といった懐疑的な意見もあるようですが
個人的にはリリースした際には是非ギルティなフレイバーを味わってみたいところです。
産廃場=食料庫に?
こういった研究が進み、プラスチックなどがバクテリアにより分解され
食べれられるようになった暁には、産廃場は食料庫になり、ひいては深刻な食糧問題すら解決する
糸口になるかもしれませんね。
産廃場から出る排水も、最終的にろ過され生活用水に利用されるほどの技術がすでにありますが、
この研究がもっと進歩するといよいよ今よりもっと簡単なプロセスで
安全な飲料水になったりするかもしれません。
将来的にその下処理としてpHの調整も必要になってくると思うので、
そんな時は産業廃棄物処理工場様へpH中和装置の納入実績がある弊社まで
お声がけ頂きたいと切に願うところです。