FROM,中島
宇宙からは非常に小さな粒子が常に降り注いでいます。
その粒子は「宇宙線」とも呼ばれ、たった1グラムで地球が破壊されるほどの
巨大なエネルギーをもつものが最近発見されました。
たった1グラムで地球が破壊？
たかだか1円玉の重さの粒子がそんなエネルギーを秘めているとは到底信じがたいところですが
簡単に詳細解説をしようと思います。
砂漠の装置が検知
この超エネルギー粒子については、大阪の大学教授や日本、ロシア、アメリカなど8か国が参加する
研究グループによって発見されました。
約15年もの間砂漠地帯に設置し続けた計507台の検出結果の蓄積から
昨年、観測史上2番目に高いエネルギー宇宙線を捉えました。
そのエネルギーは何と、「244エクサ電子ボルト！」
・・・と言われても、「？？？」ですが、肉眼ではとらえられないレベルの極小粒子1つで
40ワット電流を1秒以上点灯させることが出来る大きさとのことで、
計算するとこの粒子が1グラム分あると地球1つを破壊できる程の
エネルギーとなることが証明されました。
なんてったって244エクサ電子ボルトですからね。(言いたいだけ)
未知との遭遇
宇宙にはまだ解明されていない事が山ほどありますが
実はこの宇宙線も発生源はなんだったを解き明かす事が困難で、
巨大な星が爆発したり、ブラックホールからのガス
といった原因の特定を進める中で未知の天体の発見につながる可能性もあるとのことで
巨大なエネルギー粒子の発生源がこのニュースの一番の注目ポイントである事がわかります。
因みに、今回発見された歴代2位の粒子は「アマテラス粒子」と名付けられ、
1991年に測定された歴代1位の320エクサ電子ボルトものエネルギーを有した
宇宙線の名前は「オーマイゴット粒子」と、一見フェイクニュースとも取れるような名前でした。
とはいえ15年もの間、地道に地道データを集積し続けた探求心には頭が下がりますね。
張り合うものではありませんが・・・
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